「東日本大震災事業者再生支援機構について」 東日本大震災事業者再生支援機構社長 池田憲人氏

第107回しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)が18日、宇都宮市の東武宇都宮ホテルグランデで開かれ、東日本大震災事業者再生支援機構社長で足利銀行前頭取の池田憲人氏(64)が「東日本大震災事業者再生支援機構について」と題して講演した。

震災支援機構は、被災した事業者らの借金を買い取るなどして事業者の再生を支援する目的で国が設立した。震災前の状態に持っていくための支援のほか、既存事業を立て直す再生支援、新規事業に転換する新生支援に取り組む。出資や保証、つなぎ融資や専門家派遣などを行い、本県も対象地域に含まれている。

池田氏は機構の業務内容や特徴を説明した上で、企業再生支援機構など既存の組織との違いを強調。「これまでの再生支援は過去の負の資産を取り除く作業だが、当機構は全く違う。震災という前提条件はあるが、事業の新たな発芽を促し、再生しようとする意欲ある事業者を応援するのが役目だ」と述べた。

被災事業者と金融機関、同機構の3者が一体となって取り組む重要性を指摘し、「金融機関の応援がないと挫折する。お金だけの話ではなく、その会社を応援する姿勢を出してほしい」と訴えた。

その上で「栃木にどれくらいの被災事業者がいるかは見当がつかない。制限的なものはあるが、やらない理由は探すな、後押しする理由を探してこいと指令している」と幅広く対応する姿勢を示し、気軽に相談するよう呼び掛けた。