「東日本大震災と政治」 ジャーナリスト 後藤謙次氏

第95回しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)が26日、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、ジャーナリストの後藤謙次氏が「東日本大震災と政治」と題して講演した。

菅直人首相の震災対応について「お粗末な状況が続いている」と批判。「人材がいない中で震災が起きた。人災をコントロールできないと政治災害になる」と危機感を示した。

対応の「もたつき」の原因として「間違った政治主導」を挙げ、震災後に首相が官邸に立ち上げた本部は20以上になると指摘。「組織がたこ足配線になっている。意思決定は組織が小さくスリムなほどいい」と述べた。

今後の政局は5月の大型連休明けから、6月22日の国会会期末に向けて大きな動きがあるという。「ポスト菅」をめぐる動きについては、岡田克也幹事長ら民主党幹部複数の名を挙げて「その資格がない」と切り捨てた。

永田町では、首相をみこしに例えて「おんぼろみこしを修理してなぜ使わないのか」「おんぼろみこしは捨てるべきだ」とのせめぎ合いが続いていると解説。その延長線上の話として「一説には、首相経験者に再登板してもらってはどうだとして福田康夫元首相の名を挙げる声もある」とした。

後藤氏は共同通信社で政治部長、編集局長などを歴任。ニュースキャスターやコメンテーターとして活躍している。