「想像力育成、震災後、今こそインドへ」 起業家 ハリー・チェン氏

第96回しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)が17日、宇都宮市の宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、起業家のハリー・チェン氏が「想像力育成、震災後、今こそインドへ」と題して講演した。

「想像力」についてチェン氏は、「できない」から「できる」、「限られた選択」から「無限の可能性」などと発想を転換することが重要とし、「震災後、選択肢に行き詰まりがちだが、選択肢はある」と訴えた。

また「想像力」と「旅」を結びつけ、「旅は世界観の育成につながり、想像力の育成に結びつく」と持論を展開した。

東日本大震災後の今、日本が取り組むべき方向としては「今こそ海外展開が必要」と強調。その上で、著しい経済成長を続けるインドへの進出を提案した。

ムンバイで「持ち帰り和食店開店」という記事が新聞の1面を飾った例を紹介し、「弁当屋が一つ開店しただけでニュースになるのがインド。それだけ未開拓の市場がインドにはある」と語り、「中小企業の進出はまだ少ない。海外展開は難しい面もあるが、一歩踏み出してほしい」と呼び掛けた。

華僑3世のチェン氏は神戸市生まれ。英国ダイソンの日本市場進出マーケティングなどに携わり、現在はビジネス・コンサルティングのラ・ディッタ(東京都)社長を務め、インドで日本食材の輸入などを展開してる。