「社長が変われば会社は変わる~ホッピー3代目跡取り娘の体当たり経営改革~」 ホッピービバレッジ社長 石渡美奈氏

 下野新聞社主催のしもつけ21フォーラム11月特別例会が4日、ホテル東日本宇都宮で開かれ、ホッピービバレッジ社長の石渡美奈(いしわたりみな)氏(42)が「社長が変われば会社は変わる~ホッピー3代目跡取り娘の体当たり経営改革~」と題して講演した。石渡氏は「社員と価値観を共有し、ともに育ち、成長していく。これがないと私たちのような中小企業は成り立たない」として「共育(きょういく)」の大切さを訴えた。

 石渡氏は1997年、焼酎割飲料のパイオニア「ホッピー」を製造販売する同社に入社。今年3月の創業100年を機に父光一(こういち)氏から社長職を引き継いだ。

 石渡氏は2005年秋から、経営計画書を用い、朝30分の職場清掃も取り入れたが、急な導入が現場の反発を招いた。「会社を良くするために私一人が勉強すればいいんだ、ぐらいにしか思っていなかった。社員の心理を無視して、一人で突っ走っても駄目」と強調した。

 07年度から新卒者を採用し、内定者の親にあいさつ回りしていることも紹介。「頭を下げて見送る親の姿に、本質をとらえた気持ちになった。会社が何を教えるかで(新卒採用者の)社会人ライフ、人生が大きく分かれてくる」と指摘した。