「台日関係と台中関係」 台北駐日経済文化代表処代表 馮寄台氏

下野新聞社主催の第90回しもつけ21フォーラムが19日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、台北駐日経済文化代表処代表の馮寄台氏(64)が「台日関係と台中関係」と題して講演した。馬英九総統の側近でもある馮氏は「日本は台湾にとって最も親密な国。日本と米国の協力で両岸(台中)関係を改善し、この地域の安定と繁栄を全力で推進する」と話した。

台日関係では、交流強化のために昨年、三つの協定を締結し、今月31日には羽田、台北松山の両空港を結ぶ直行便が就航することなどを紹介。大学に日本研究センターを開設して次世代の知日、親日派を育成していることも挙げ、「馬総統は特別なパートナー関係を促進しようと経済、貿易、文化などの交流を推進している」と強調した。

中国との両岸関係については「2008年に馬政権が発足した時には中国が最大の貿易パートナーになっていた」と指摘した。

中国に対し、台湾人の海外投資の80%、約3000億ドルが向けられ、年間延べ450万人が訪問するデータを紹介。今年6月29日に調印した両岸経済協力枠組み協議について「台湾人の中国における権益を守るため話し合いを始めた。現実を直視し、平和を追求するためだ」と解説した。