「リーマンショック後の管内製造業における4つの特徴的な動き」 関東財務局長 厚木進氏

下野新聞社主催の第82回「しもつけ21フォーラム」が16日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、厚木進関東財務局長が「リーマンショック後の管内製造業における4つの特徴的な動き」と題し講演した。

厚木局長はリーマンショック後の経済実態の把握のため、ヒアリング対象企業を拡大し「足で稼ぐどぶ板経済調査」の取り組みを指示し、自らも輸送機器、電機、一般機械など製造業90社に出向いたという。

4つの動きでは(1)「固定費削減などでの損益分岐点引き下げ」で、売り上げが伸びなくても利益を出せる企業体質づくりが進んでいる(2)1カ月以上先については「需要が全く読めない」企業もある(3)雇用の拡大に対する慎重な姿勢(4)中国を中心としたアジア諸国への製造拠点の一部シフトの動き−を指摘した。

その上で「製造業者は雇用を維持し、新製品や新市場、新技術への投資、種まきを続けている。まだまだ厳しい状況が続き、雇用も簡単には回復しないだろうが、ヒアリングを通じ、日本の製造業は捨てたものではないと感じた」と話した。