「新たな自治のあり方について」 栃木県知事 福田富一氏

 福田富一(ふくだとみかず)知事は6日夜、宇都宮市内で開かれた「第81回しもつけ21フォーラム」(下野新聞社主催)で講演し、県内版アンテナショップ「おいでよ!とちぎ館」(仮称)を4月に宇都宮市内に新たに開設することを明らかにした。生産量日本一のイチゴなど特産品の展示・販売、県内の観光情報発信の拠点とする。福田知事は「栃木には豊かな自然と優れた技による数多くの食や工芸品がある。これらの魅力を発信していきたい」と期待を込めた。

 同館は、就職支援機関「ジョブカフェとちぎ」の移転に伴い、昨年9月から空き室となった本町合同ビル1階(同市本町)に開設する。

 運営主体は昨年10月に、県観光協会と県産品振興協会が合併して設立された県観光物産協会。知事は「組織が充実された強みを生かして観光情報の発信、県産品のブランド化、販売促進を一体化していく」と述べた。

 具体的にはイチゴ、とちぎ和牛、地酒などの特産品や地域ブランド商品、農商工連携によって開発された新商品を展示・販売する。県内の観光スポットや観光ルートも紹介していく構想だ。

 講演は「新たな自治のあり方について」がテーマ。福田知事は、鳩山政権が掲げる地域主権を実現するには地方への権限・財源の移譲が不可欠と強調。地方自らが責任を持てる体制となるために、議会基本条例や自治基本条例の制定などが必要との持論を展開した。