「シャープの栃木におけるモノづくりと今後の展望」 シャープ副社長AVシステム事業統轄 松本雅史氏

 下野新聞社主催の第86回「しもつけ21フォーラム」が9日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、シャープ副社長AVシステム事業統轄の松本雅史(まつもとまさふみ)氏(61)が「シャープの栃木におけるモノづくりと今後の展望」と題して講演した。

 松本氏は、オイルショックやバブル崩壊など多くの経済危機をチャンスに転じさせ、安定成長に結びつけてきた同社の歩みを紹介。「大きなビジョンを挙げて、危機を克服した。不況のときこそ、保守的な商品開発に終わらず、消費意欲をかき立てる新しい商品の創出が必要」と指摘した。

 現在のビジョンとしては、省エネ・創エネ機器を核とした環境・健康事業、オンリーワン液晶ディスプレイの2点を掲げた。

 今後は家庭内ネットワークの進化を見通し、「テレビと携帯電話の機器間連携など、シャープならではの魅力的な商品づくりを提案したい」と意欲を示した。

 また、現社長をはじめ歴代社長が矢板市の栃木工場を経たエピソードを紹介。「栃木でモノづくりを経験しないと、全社の経営を引っ張れない。栃木工場はそのぐらい大きな一翼を担っている」と強調した。