「保険相互会社が目指すもの−安心社会の一翼を担う−」 日本生命保険相互会社代表取締役専務執行役員 筒井義信氏

 下野新聞社主催の第89回しもつけ21フォーラムが14日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、日本生命保険相互会社の代表取締役専務執行役員筒井義信(つついよしのぶ)氏(56)が「保険相互会社が目指すもの−安心社会の一翼を担う−」と題して講演した。筒井氏は「長期的視点を可能にする会社形態は相互会社」と、契約者利益の最大化に取り組む姿勢を示した。

 相互会社のメリットとして、株式会社のように株価を意識する必要がない点を挙げ「長期的な視点から経営ができる」と強調。リーマン・ショック後、海外の生保で相互会社が高い格付けを維持していることを紹介し、「相互会社が少なくなっているように見られるかもしれないが、再評価される機運が出てきている」と話した。

 現在の会社形態を維持する理由について「基本は相互扶助。助け合いの仕組みを落とし込むとすれば相互会社がふさわしい」とし、剰余金を契約者だけに還元している仕組みを挙げた。資本調達の面では「資本金に相当する基金の総額は1兆1千億円に達し、決して遅れをとっていない」と説明、情報開示やガバナンス強化も「株式会社並みのものを確立したい」とした。