「地域経済の活性化に向けて」 経済産業省関東経済産業局局長 高原一郎氏

下野新聞社主催の第85回「しもつけ21フォーラム」が21日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、経済産業省関東経済産業局の高原一郎局長(53)が「地域経済の活性化に向けて」と題して講演した。

高原氏は同省が進める農商工連携や産業クラスター政策、中小企業向けの金融対策などを紹介し、「さまざまな『カベ』を乗り切ることにチャレンジしてほしい」などと制度活用を呼び掛けた。

1979年に通産省(当時)に入省した高原氏は、自らがかかわった80年代以降の経済産業政策について説明。現在の課題として「想像を超えて進展するグローバル化に政策がどう対応するか」などを挙げ、グローバルな世界で通用する構造改革の必要性を訴えた。

地域経済活性化に向けて全国で広がる農商工連携については、県産農産物を使った宇都宮カクテルを「成功例」と高く評価。一方で産学官連携を含めて「すべてがうまくいくとは限らない。成功の可能性はあるが保証はない」などと指摘し、関係者が本気で取り組む必要性があるとした。

本県が進めるフードバレー構想については「成功するかは皆さんにかかっている。大きな賭けだが、思いきった投資をするかどうかだ」と公共投資の必要性に言及した。