「アサヒ飲料のブランド戦略」 アサヒ飲料会長 岡田正昭氏

下野新聞社主催の第88回しもつけ21フォーラムが5日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、アサヒ飲料会長の岡田正昭氏(64)が「アサヒ飲料のブランド戦略」と題して講演した。

岡田氏は、炭酸、紅茶が伸びている一方で、好調だった緑茶やミネラルウォーターが落ちている飲料市場の現状を指摘。「リーマンショック以降、生活防衛意識の高まりで、家庭でも作れる緑茶などが買われなくなった」と説明した。

同社の基幹ブランドとして、透明炭酸の「三ツ矢サイダー」、ブレンド茶の「十六茶」、コーヒーの「ワンダ」を紹介。2001、02年と同社は営業赤字に陥ったが、こうしたブランドの見直しを行い、業績が右肩上がりで復活したという。「健康をキーワードに、糖類ゼロ、カロリーゼロ、カフェインゼロなどの『ゼロの技術』で勝負した」と振り返った。

マーケティング戦略については「消費者ニーズに立脚した商品を作り、分かりやすく伝えること」と強調。さらに競合他社との競争を勝ち抜く上で、「安心安全、おいしさは当たり前。それにプラスして驚きや感動を与えられるかが生きる道」と、商品の優位性を伝える重要性を訴えた。