「丸の内再開発について」 三菱地所社長 高木茂氏

下野新聞社などが主催する第十八回しもつけ21フォーラムが二十九日、宇都宮市内のホテルで開かれた。三菱地所の高木茂社長が「丸の内再開発について」と題して講演し、JR東京駅丸の内北口に十四日オープンした複合商業施設「丸の内オアゾ」など、同社が中心となって進めている再開発事業や丸の内エリアのハード・ソフト両面の変化を紹介した。

二年前にオープンした丸ビルをはじめ、同社が進めている「丸の内再構築」について、高木社長は「ビジネスセンターとしての軸がぶれてはいけないが、今までのビジネスだけの街ではいけない。新しい丸の内は二十四時間、三百六十五日、人が集まってにぎわう街にしていきたいと考えた」と説明した。

丸ビル開業前の丸の内の商業の規模は二百九十店、約四万三千平方メートルだったが、現在は五百三十店、八万六千平方メートルに達し、「アフターファイブも土日も非常に多くの人でにぎわっている」とアピールした。

また再構築に当たって「インタラクティブ(双方交流)」を重視し、「いろいろな人たちが双方交流する中で、新しい情報、価値、文化をつくり上げ、それを丸の内から発信していく。そういう思想の下に街ブランド戦略を進めた」と強調。大学と企業、大企業とベンチャー企業のインタラクション(対話)を促進するためのスペース提供や支援組織立ち上げなど、ソフト面に踏み込んだ活動も紹介した。

また講演後に行われた質疑では、宇都宮市の中心市街地活性化について「その地域の特性をどうやって生かしていくか。宇都宮でなければ経験できないようなものを盛り込んだプロジェクトにしていく。官民が協力し協議し合って進めるのが基礎だと思う」とアドバイスした。