「アサヒビール挑戦のDNA」 アサヒビール社長 平野伸一氏

 会員制組織「しもつけ21フォーラム」の8月例会(下野新聞社主催)が7日、宇都宮市内で開かれ、アサヒビールの平野伸一(ひらのしんいち)社長(62)が「アサヒビール挑戦のDNA」と題して講演した。

 同社は1987年に日本初の辛口生ビール「アサヒスーパードライ」を発売し、2001年にビール類でシェア首位に立った。18年も上半期時点で37・6%のトップシェアを誇る。

 講演では「栃木には縁がたくさんある」と、同社製品に本県産の大麦が使われていることや、ニッカウヰスキー栃木工場、アサヒビールモルト小金井工場など県内の施設を紹介した。ラガー全盛の時代に5千人の試飲調査を経て「コクとキレ」を求める消費者に応えて成功したスーパードライ誕生秘話などを披露した。

 シェア11%の時代に入社したという平野社長は、同社の歴史をひもときながら、「スーパースターがいても組織は良くならない」と指摘し、人の成長の重要性を説いた。また「シェア50、60%へ、チャレンジャーとして原点に戻る必要がある」と強調した。

 平野社長は広島県出身。早稲田大卒業後、アサヒビール入社。酒類本部焼酎部長、埼玉支社長、常務、専務などを経て15年に副社長、16年3月から現職。

 講演後、納涼祭が開かれ、出席会員約130人が親睦を深めた。