「『地域とともに歩むICTソリューション企業』に向けて~IoTを活用した地域が抱える課題の解決への貢献~」 NTT東日本社長 井上福造氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)11月例会が20日、宇都宮市内で開かれ、NTT東日本社長の井上福造(いのうえふくぞう)氏(63)が「『地域とともに歩むICTソリューション企業』に向けて~IoTを活用した地域が抱える課題の解決への貢献~」と題して講演した。

 同社では2000年から固定電話などの音声伝送収入に代わり光回線やIP電話収入が拡大。3年前から光回線をさまざまな企業に“卸す”という方向転換をした。井上氏は「光と電気のセット商品など、約600社が光を使ったパッケージ商品を打ち出している」と光回線を使ったビジネスの試行錯誤を語った。

 最近では労働市場の人手不足の解決策として「IoT」(モノのインターネット)を使ったサービスに力を入れている。重要視するのは「導入の手軽さ」と説き、「既成のシステムと組み合わせて使えることや、手ごろな価格で導入できることを追求している」と強調した。

 農業分野の取り組み事例では、カメラやセンサーを使って農場を遠隔管理できるシステムを紹介。農家が巡回に費やす時間を大幅に削減できると説明した。「光の高速性を利用し、データ容量が大きい画像も扱えるのが当社の強み。今後もあらゆるニーズに応えていきたい」と力を込めた。