「これからのスポーツと相撲協会の取り組み」 公益財団法人日本相撲協会理事・広報部長 芝田山康(元横綱 大乃国)氏

 会員制組織「しもつけ21フォーラム」6月例会(下野新聞社主催)が5日、宇都宮市内で開かれ、第62代横綱・大乃国で公益財団法人日本相撲協会理事・広報部長の芝田山康(しばたやまやすし)氏が「これからのスポーツと相撲協会の取り組み」と題して講演した。

 幼い頃から体が大きく、「勉強が苦手で特待生で高校に進もう」と柔道に取り組み高校7校から誘いがあった。中学3年時に地元で行われた大相撲夏巡業で大関魁傑に出会い、角界の門をたたいた。「どこを見ても100キロ以上の大男ばかりで、えらいところに来てしまった」と振り返り、同期約80人で「関取になれたのは5、6人」と厳しい世界だったと強調した。

 8月8日には宇都宮市体育館で「夏巡業うつのみや場所」が開かれる。夏場所で十両優勝した小山市出身の貴源治(22)=千賀ノ浦部屋=と幕下優勝を飾った兄の貴ノ富士(22)=同=の双子については「体も大きく素質がある。地元の応援で(横綱に)押し上げてほしい」と呼び掛けた。

 4日に宮城県南三陸町で横綱鶴竜が復興土俵入りを行ったことを報告。「これからも身の丈に合った社会貢献活動をしていきたい」とし、暴力問題については「研修など続けて排除していきたい」と話した。

 芝田山氏は1978年に花籠部屋に入門。82年に十両昇進し、83年に十両優勝。85年に大関、87年に第62代横綱となった。北海道出身。56歳。(井上孝男(いのうえたかお))