「ラグビーW杯2019日本大会の魅力と意義」 ラグビーワールドカップ(W杯)2019組織委員会事務総長 嶋津昭氏

 会員制組織「しもつけ21フォーラム」3月例会(下野新聞社主催)が8日、宇都宮市内で開かれ、9月に日本で開幕するラグビーワールドカップ(W杯)2019組織委員会事務総長の嶋津昭(しまづあきら)氏(75)が「ラグビーW杯2019日本大会の魅力と意義」と題して講演した。

 4年に一度開かれるラグビーW杯は五輪、サッカーW杯と並ぶ「世界三大スポーツイベント」とされる。アジア初開催となる今大会については「品位や尊重などを掲げるラグビー精神を企業や地域に広めたい。ラグビーの地平線を世界中に広げる『グランド・ブレイキング』な大会を目指す」と意気込みを示した。

 第1回から9大会連続で出場する日本は、前回(15年)のイングランド大会で3勝と躍進。今大会は出場20チームが4組に分かれる予選でアイルランド、スコットランドなどと対戦するが「予選で3勝して、ぜひ決勝トーナメントに進んでほしい」と期待を寄せた。また計180万枚発売されるチケットは現在、日本戦を中心に入手困難の状態となっているが「5月や8月に世界各国から戻された分を販売する。ぜひスタジアムで試合を楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 全国52カ所のチームキャンプ地に入っていない本県に対しては、大会に伴うインバウンド(訪日外国人客)対策の重要性を強調。「準々決勝から決勝まで観戦すると滞在期間は約2週間に及ぶ。紅葉が一番いい時季を迎えるので、栃木の魅力を世界に発信するチャンス」と述べた。

 嶋津氏は東大法学部卒。総務省事務次官、全国知事会事務総長などを歴任し、14年3月から現職。東京都出身。