遺構は語る

戦後80年。戦争体験者の多くが鬼籍に入り、戦禍の記憶は薄れつつあるが、人知れず立つ碑やひっそりと残る跡が、あの大戦を後世につないでいる。県内各地の痕跡を随時紹介する。
 

 

城山から敵機を見張る

地元住民らが建屋復元

 

 ツツジの名所として知られる鹿沼市口粟野のあわの城山公園。斜面を30分ほど登った城山の頂上に、戦時中、敵機を見張るために設置された口粟野防空監視哨がある。