下野新聞社主催の「2016就職セミナー&大学との就職情報交換会」が3日、宇都宮市のホテルで開かれた。昨年より20社以上多い80社が参加するなど、採用に積極的な姿勢が現れる一方、今の大学3年生から就職活動(就活)の解禁が3月に延びるため、企業の間に影響を不安視する声も聞かれた。

 催しは就職情報を提供する「就職ガイドキャンペーン」の一環で、大学側は地元の短大、専門学校を含め77校が参加した。

 参加者はキャリアコンサルタントによるセミナーの後、個別の情報交換に臨んだ。宇都宮市の建設コンサルタント会社の担当者は「土木関係の求人が増えていると聞く。いい人材を採るため、今回は大学を個別に訪ねなくてはと思う」と気を引き締めていた。

 一方、学業優先を目的に12月から翌年3月に3カ月、先送りとなる就活解禁。参加者の1人は「採用活動は先送りに対応して行う予定だが、水面下の動きもあるらしい」と不安をみせつつ、「説明会を丁寧に行って採用につなげたい」と意気込みを語った。

 宇都宮大の担当者は「先送りで短期決戦となり、就活開始後の方向転換が難しくなるため、学生が早めに進路を見定められるよう支援していく」と話した。