「サントリー流マーケティング~組織知を生む“チーム制”による連携~」 サントリーコミュニケーションズ代表取締役社長 山田眞二氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の8月例会が23日、宇都宮市内で開かれ、サントリーコミュニケーションズ代表取締役社長の山田眞二(やまだしんじ)氏(60)が「サントリー流マーケティング~組織知を生む“チーム制”による連携~」と題して講演した。

 同社はサントリーグループ全体のブランドコミュニケーション支援、お客さまリレーション機能を担う。

 山田氏は宣伝、商品開発に37年間携わった経験から「ブランドとはお客さまの頭の中にあるものと解釈している。いい意味でお客さまに商品のイメージを残すのがブランドの役割」と定義した上で、宣伝を含めサントリーのブランドマーケティングの要点と事例を紹介した。

 商品開発ではさまざまな個性や専門性、異分子を集めたチーム制が強さを発揮することを挙げ、「誰もがリーダーとしての責任感、メンバーとしての柔軟性を持つことで知恵が生まれ、いいアイデアに昇華していく」と、「組織知」の重要性を強調した。

 主力製品の角瓶、缶ハイボールや県産イチゴやナシを使った缶酎ハイなどを生産する栃木市の梓(あずさ)の森工場や、麦芽を製造するグループ会社など本県の工場については「栃木県はビール、ウイスキー、酎ハイにとっても重要な拠点」と評した。

 山田氏は福岡県出身。一橋大卒業後、サントリーに入社。宣伝、商品開発に携わり、2014年にサントリーホールディングス執行役員、17年4月から現職。

 また講演後、恒例の納涼祭が開かれ、出席会員190人が懇親を深めた。