「Bリーグが挑むスポーツビジネスの変革」 Bリーグチェアマン 大河正明氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の9月例会が20日、宇都宮市内で開かれ、昨秋スタートした男子プロバスケットボールBリーグの大河正明(おおかわまさあき)チェアマン(59)が「Bリーグが挑むスポーツビジネスの変革」と題して講演した。

 国内の2リーグを統合して誕生したBリーグは運営面で、2大方針を掲げる。一つは「デジタルマーケティング」。チケット購入者などのデータを管理し、リーグで共有。最終的に日本バスケットボール協会主催の大会入場者や競技者のデータも統合し、商品紹介などに利用するという。「(サッカーの)Jリーグは20周年事業をやりたくても、20年前に行ったスクール生のデータなどが何もなかった。それを教訓にした仕組み」と説明した。

 もう一つは「権益の統合」。多くの競技は日本代表戦やリーグ戦によって放映権やスポンサーが異なり、「バスケに関わる全ての権益を統合し、ビジネスにつなげたい」とした。

 また、「夢のアリーナの実現」を主張。人口に比べて来場者数が多い新潟県長岡市の複合施設「アオーレ長岡」などを好例に挙げ、「日常的に人が集まることが地域戦略の起爆剤になる。バスケ界だけでなく、まちづくりや防災拠点のためにもしっかりしたアリーナが必要」と話した。

 大河氏は京都府出身で京都大卒。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)、Jリーグに勤務し、2015年5月からBリーグ理事。同年9月から現職に就いた。