「真の価値創造を目指して~経営理念の現場における具現化と第一生命DSR経営の挑戦~」 第一生命ホールディングス会長 渡辺光一郎氏

 しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)の11月例会が21日、宇都宮市内で開かれ、第一生命ホールディングス会長渡辺光一郎(わたなべこういちろう)氏(64)が「真の価値創造を目指して~経営理念の現場における具現化と第一生命DSR経営の挑戦~」と題して講演した。

 渡辺氏は創業理念「最大たるより最良たれ」を重視しながら、バブル崩壊後、真の危機を人口減と捉え、「生涯設計」のパートナーとして顧客を支えるべく「経営品質」も重視してきたことを紹介した。

 2010年の株式会社への転換時、社長就任と同時に「新創業」と位置付けた。「115年前の創業時もベンチャーのように時代の最先端を行く経営だった。われわれも今の時代に合った革新的な経営を進めるべきだと意味を込めた」と説明した。

 同時に打ち出したDSR(第一生命グループの社会的責任)経営では「顧客、従業員の満足度を上げ、社会と調和させる『三方よし』の考え方をベースに自分の強みとは何かを見定めることが必要」と強調した。

 都道府県と健康増進などの協定を結ぶことで「地域を大切にしなければグローバル企業たりえない」と、地域重視の姿勢も示した。

 渡辺氏は静岡県出身で東北大卒。1976年、第一生命保険相互会社に入社した。第一生命ホールディングス社長を経て、2017年4月から現職。