「成長を支える組織戦略」 ゼビオ社長 諸橋友良氏

 第118回「しもつけ21フォーラム」(下野新聞社主催)3月例会は12日、宇都宮市上大曽町のホテル東日本宇都宮で開かれ、ゼビオ社長の諸橋友良(もろはしともよし)氏(48)が「成長を支える組織戦略」をテーマに講演した。

 同社の本社は福島県郡山市。1962年に紳士服販売店として創業し、80年代にスポーツ用品小売事業を本格展開した。2012年3月期の連結売上高は1815億円で11期連続の増収。諸橋氏は「キャッシュフロー(CF)重視の経営が、成長の源泉になっている」と強調した。

 力を注いでいる人材育成については、独自の「出る杭(くい)制度」を紹介。社内の緊密なコミュニケーションで人材を発掘し、意欲や能力ある若手の社外出向、大学院進学を支援する取り組みを披露。「出る杭は打たれるのではなく、引き抜く。フラットで経営意識の高い人材育成につながっている」と話した。

 05年以降はヴィクトリア、ゴルフパートナーなどの子会社化に成功した。シェアや人材、ビジネスモデル、企業文化の獲得を利点に挙げ、「急速なシナジーを求めず、価値観を統一することが大切」などと述べた。

 諸橋氏は福島県郡山市出身。成城大経済学部卒。94年にゼビオに入社し、常務取締役営業本部長などを経て、2003年から社長。