「100年先も持続可能なまちづくり」 宇都宮市長 佐藤栄一氏

 宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長は8日、同市内のホテルで開かれた第116回しもつけ21フォーラム(下野新聞社主催)で講演した。同市が導入を計画する次世代型路面電車(LRT)を中心とした公共交通網について「短期決戦で勝負し、あと6年で仕上げたい」と述べ、市内の各地域内交通を含む総合的な交通ネットワークの完成時期を明言した。

 佐藤市長は昨年11月の市長選でLRT整備を公約に掲げて3選を果たし、「スピード感を持って取り組む」として、今月には「LRT整備推進室」を新設した。

 この日の講演でも公共交通について持論を展開した。演題に掲げた「100年先も持続可能なまちづくり」を目指すため、公共交通網の充実は「当たり前の設備投資」と位置付けた。

 その上で「6年後には1枚のICカードを持って、地域内交通、バス路線、JR、LRTなどに乗っていただきたい」と強調。さらに「高齢者がいつでも移動できれば、健康寿命が延び、医療費が掛からず、経済的にも効果が上がる。そういう街を急ピッチで造っていきたい」と訴えた。

 2期8年間の取り組みも紹介し、推し進めてきた行財政改革を説明。市職員の人員体制については「就任当初の4千人から新年度は目標の3200人を達成できる」との見方を示した。1400億円台だった市債残高は1200億円台に減らしており、「数年で1千億円を切るようにしたい」と話した。