遺構は語る
戦後80年。戦争体験者の多くが鬼籍に入り、戦禍の記憶は薄れつつあるが、人知れず立つ碑やひっそりと残る跡が、あの大戦を後世につないでいる。県内各地の痕跡を随時紹介する。
=5月18日午前、那須烏山市神長、永嶌理絵撮影
戦車造りの場 人力掘削
使われず終戦、酒貯蔵庫に
島崎酒造(那須烏山市中央1丁目)が熟成日本酒の貯蔵庫として1996年から活用する「どうくつ酒蔵」(同市神長)。年間約2万人が訪れる観光スポットでもあるこの場所は、太平洋戦争末期に東京動力機械製造の地下工場として建てられた。
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