我慢の日々を経て、ボーイズたちの輝く季節が到来―。中学硬式野球のボーイズリーグでコロナ禍後初の大会となる「第51回日本少年野球選手権大会兼第45回関東大会」の県支部予選が6月28日、清原球場で開幕。会場入り口で入場者全員の体温を測定するなどコロナ感染拡大防止に努めた上で、1回戦3試合に熱戦を繰り広げた。約3カ月に及ぶ活動自粛を経験した選手たちは、待ちに待った大会で攻守にはつらつプレーを連発。小山ボーイズ、宇都宮中央ボーイズ、上三川ボーイズが、それぞれベスト8に進出した。大会第2日は7月5日、県営C球場と佐野ボーイズ高橋グラウンドで準々決勝と準決勝を行う。

矢吹徳男、渡辺直明・文 荒井修・写真

宇都宮中央、初回に打者13人の猛攻

▽1回戦           計

宇都宮中央ボーイズ 8012 11

大田原ボーイズ   1000 1

         (四回コールド)

(宇)笹沼、越野―平峰(大)山田、金子―吉崎

▽三塁打 菅野、平山(宇)▽二塁打 越野、菅野(宇)山田、吉崎(大) 

 宇都宮中央ボーイズが初回に打者13人で大量8点を奪う猛攻を見せ、11-1で四回コールド勝ちした。初回、2四球などで無死満塁の好機をつくり、平峰幹太、小野力の連続タイムリーなどで4得点。さらに2死満塁となった後、菅野光希が走者一掃のタイムリー三塁打、続く越野英備がタイムリー二塁打で畳みかけ、早々とペースを握った。二回は無得点に終わったものの、三回は菅野の二塁打と越野のタイムリーで1点、四回には平山大凱の三塁打を足場に鈴木丈一郎のタイムリーと菅野の犠牲フライで2点を加え、四回コールドの条件となる10点差と突き放した。

 大田原ボーイズは、初回に先頭・山田匠の二塁打からワイルドピッチで1点を返したが、その後の1死満塁の好機を生かせなかったのが大きく響いた。

上三川が4点差はね返し逆転勝ち

▽1回戦             計

佐野ボーイズ  130 000 0 4

上三川ボーイズ 010 400 × 5

(佐)渡辺-阿部 (上)畑、長浜-塚原 

▽二塁打 本澤、富永、濱野(上)

 上三川ボーイズが序盤の劣勢を覆して逆転勝ちした。4点をリードされた二回、1死二、三塁の場面で本澤大和の内野ゴロの間に1点を返して逆転への足がかりに。四回には、本澤、代打の富永空飛、濱野裕真が3者連続タイムリー二塁打を放ち、同点に追いつく。さらに2死後、松本優の中前タイムリーで逆転に成功した。投げては2番手の長浜孝政が5回1/3を投げて無失点、7奪三振の力投を見せた。

 佐野ボーイズは初回2死から阿部快俐の右前適時打で1点を先制、二回に2死満塁から佐藤澪のタイムリー、中島空大の2点タイムリーで3点を加え、一時は4点をリードした。変則右サイドスローのエース渡辺倖多が上三川の四回の集中打をかわしきれなかったのが悔やまれた。

小山、鮮やか完封リレーで快勝

▽1回戦            計

小山ボーイズ 000 020 1 3

真岡ボーイズ 000 000 0 0

(小)野口、鍛冶-秋葉 (真)ウッヅ、笹原、ウッヅ-笹原

▽二塁打 野口(小)

 ナイターとなったこの日の最終第3試合。小山ボーイズは、ダブルスチールを含む10盗塁など機動力ある攻めと堅い守りで真岡につけ入るすきを与えなかった。五回2死から野口響の右中間二塁打を足場として四球と捕逸、盗塁で2死二、三塁の好機をつくった。ここで秋葉奨太が左前に2点タイムリーを放ち試合の主導権を握った。七回には四球の野口が二盗を決めた後、小森光琉の三塁前バントが悪送球を誘い無安打で1点を追加した。

 小山の先発・野口は6回を散発の4安打に抑え、真岡に三塁を踏ませなかった。七回は2年の鍛冶壮志が三者凡退に抑えて完封リレーを果たした。

 真岡は、二回にウッヅ伶央、四回に瀬端晃生、五回に岡川隼大、六回に五月女泰智がそれぞれヒットを放ったものの、得点に結びつけることができなかった。