アイスホッケーアジアリーグのH.C.栃木日光アイスバックスの新戦力として、ロシア出身で元日本代表のDF秋本デニスが入団した。恵まれた体格に加え、ドイツ、ポーランドでのプレー経験、さらには中学までロシアで過ごし、欧州スタイルのアイスホッケーを幼少期から体感してきたという経歴を持つ。昨季のバックスはリーグ7チーム中5位の111失点と守備が破綻。最終順位も6位と低迷し、2季連続でプレーオフ進出を果たせずに終わっただけに、最大の課題の守備力強化に向けて大きなピースを手にしたと言える。6月19日に日光市内で土田英二チームディレクター(TD)の同席で行われた入団会見のやり取りを紹介する。

根津知広・構成、写真

土田TD 昨季を振り返り、我々の課題はやはり守備にあります。総失点が111点と他チームに比べても非常に多い状況で、結果、6位という順位に結び付いてしまいました。ここをチームとして打破するには新たな戦力を迎えて補強しなければならないという状況で、いい選手を探していました。そういう中で秋本選手との出会いがあり、話をさせてもらう過程で、彼から「チームのために努力をしたい。バックスでプレーをしたい」というありがたい言葉をもらいました。我々のようなチームは、どれだけ一つにまとまって戦えるかが大事になってきます。本人とも話をして、そういう強い意志を感じました。入団が決まり楽しみです。

秋本 海外で学んできたこと、経験を生かし、チームにどんどん貢献したいと思っているので、よろしくお願いします。私は「一途に努力」という言葉を目標に掲げています。もちろん全日本選手権優勝、アジアリーグ優勝が目標ですが、ベースになるものが欠けてはならないなと思い、この言葉を目標に掲げました。一途に努力し、自分のやるべきことをしっかりやる。一人一人にその気持ちがあれば優勝にもつながるし、大きな結果につながるんじゃないかなと思います。

―​最終的にバックス入団の決め手になったものは何でしょうか。

秋本 家族とも相談しましたが、日本に帰国し、日本でプレーするということが最初のポイントでした。またバックスは学生のころからなじみのあるチームで、いつかはバックスに入団するということが頭にありました。その時が来たんじゃないかなという思いでした。

―以前からバックスに入団したいという意識があったのですか。

秋本 学生のころからバックスの合宿に参加していたので、僕にとっては活動しやすい地域でもあります。日光には学生時代によく試合で来たりもしていましたので、そういったところですね。

―秋元選手から見てバックスはどのようなチームですか。

秋本 一途に努力し、地域貢献をできるような環境が整っていると思います。自分のやるべきことをしっかりやって、結果に結び付けたいと思っています。

―チームの雰囲気についてはどう感じましたか。

秋本 すごく仲のいいチーム。対戦相手としてプレーするときは、ファンと一途になっているチームだなとすごく思っていました。ファンの圧力がすごくあるなと感じました。ファンに支えられている選手がプレーで恩返しする。そういう地域貢献、お互いの求めるものが一致しているようなチームだなと思います。地域と選手が求めるものが一致している感じがします。