那須塩原(なすしおばら)市黒磯(くろいそ)中で13日、下野新聞社の出前講座「しもつけ新聞塾」が開かれ、1年生80人が取材の仕方や見出しの付け方などを学んだ。講師は「教育に新聞」支援室の岩村由紀乃(いわむらゆきの)次長が務めた。
1年生は今後、職業人へのインタビューなどを通し、自分の興味(きょうみ)ある職業について新聞にまとめる予定。講座は事前学習の一環として取り組んだ。
新聞の形にまとめる意味について岩村次長は「多くの人に読んでもらうためで、ノートにまとめるのとは違う。どうすれば読み手に伝わるか工夫(くふう)することが大切」と指摘(してき)。実際の新聞を見ながら「トップ」「2番手」など記事の大きさにメリハリを付けていることや、写真や図を使いビジュアル化に努めていることなどを伝えた。
取材、インタビューに当たっては「事前に何を聞くか整理し、メモを作っておく」とアドバイス。新聞記者の仕事についてどんな質問が想定(そうてい)できるかたずねると、生徒たちは「どんな免許が必要か」「楽しいこと、つらいことは」などの質問項目を挙げた。
記事の内容を短い言葉で的確に表す見出し付けや、記事の配置を考える割り付けにもチャレンジしてもらうと、生徒たちは慣れない作業ながら一生懸命(いっしょうけんめい)取り組んでいた。
[写真説明]割り付けの練習をする黒磯中の1年生たち