政府の地震調査委員会は9日、青森県で最大震度6強を記録した地震を受けた臨時会合を開き、「さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もあり注意が必要」との評価をまとめ、警戒を呼びかけた。今回の地震はプレート境界で発生し、押し合うような力がかかり断層が上下方向にずれる「逆断層型」だったと考えられるとした。

 気象庁によると、地震は8日午後11時15分ごろ発生。震源は青森県東方沖、深さ54キロで、地震の規模はマグニチュード(M)7・5だった。気象庁は9日未明、巨大地震の発生可能性が平常時より相対的に高まったとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。