7月6日のしもつけ新聞塾は大田原(おおたわら)市親園(ちかその)中で開かれた。全校生97人が受講し、新聞の特徴(とくちょう)やスクラップの方法などを学んだ。講師は、「教育に新聞」支援室の岩村由紀乃(いわむらゆきの)次長が担当した。
初めに岩村次長は、当日の下野新聞がどんなことを伝えているか生徒たちに見てもらいながら、新聞の役割について説明。続いて実際に新聞に掲載(けいさい)された人の絆(きずな)に関する記事の見出しと写真を提示(ていじ)し、どんな記事か内容を想像してもらった。一方、見出しの部分を隠(かく)した別の記事を使い見出しを付ける練習も行い、新聞記事の特徴や構成について教えた。
同校の3年生は、4月から新聞スクラップを行っていることもあり、講座の後半は新聞スクラップの仕方や、スクラップ記事の選び方などについて紹介。最後に「新聞は情報の宝庫。最初は難しいかもしれないが、新聞スクラップなどの学習を継続することで、読む力や考える力が身に付き、世の中に出てからもきっと役に立つはず」と生徒たちにエールを送った。
3年生の矢吹冴香(やぶきさえか)さん(14)は「3年生になってから新聞スクラップをやっているが、これから続けていく上でとても参考になる話が聞けました」と感想を述べた。
[写真説明]出前講座を熱心に聞く親園中の生徒たち