栃木労働局は28日、来年3月に卒業見込みの大学生や高校生らの11月末現在の求人状況などを発表した。就職内定率は、大学生が前年同期比1・4ポイント増の71・2%、高校生が2・0ポイント減の89・8%だった。大学生は2008年のリーマン・ショック以降で最も高かった。統計上比較可能な1998年以降で、高校生の内定率は過去最高だった昨年に次ぐ高水準だった。短大生も4・1ポイント増の68・9%と過去最高となり、人手不足を背景に企業の採用意欲が一層高まっている。
 
 県内ハローワークで受理した大学、短大、高専、専修学校生らの求人数は7・6%増の5607人で、比較が可能な98年以降で最も多かった。大学生の求人を産業別に見ると、医療・福祉の20・3%増や採用人数の多い製造業の4・7%増などが目立った。

 高校生の求人数は10・6%増の8318人、求職者数は5・7%増の3881人でいずれもリーマン・ショック以降最も多い。求人倍率は0・09ポイント増の2・14倍となり、昨年に続き2倍超えを維持している。

 高校生の求人は産業別では医療・福祉、製造業の伸びが目立った。事業所規模別で見ると、従業員「29人以下」、「30~99人」、「100~299人」などの事業所で伸び率がそれぞれ1割を超えた。

 企業の採用意欲に関して白兼俊貴(しろかねとしき)局長は「将来を見据えた人材確保に向けて今までになく大卒者のニーズが高まっている」と説明した。高校生の内定率に関しては「求人数の増加に伴い生徒の選択肢が増えている。最終的には内定率99%に近い数字までいくのではないか」と予想している。