「宇都宮に現れた妖精」 宇都宮市長 福田富一氏

下野新聞社主催の第七回「しもつけ21フォーラム」が二十三日、宇都宮東武ホテルグランデで開かれ、宇都宮市長の福田富一氏が「宇都宮に現れた妖精」と題して講演した。

同市出身で、世界の妖精学第一人者の井村君江さん(71)が、研究のため半世紀にわたって集めた書籍や妖精画など約七千点を市に寄贈したことから、今回のテーマとなった。

福田氏はまず、映画ハリーポッターで活躍するドビーなど妖精に関することが身の回りに数多くあることを紹介。ルーツについては「森や湖などに住む自然の精霊を敬う古い民間信仰にあると言われる」などとし「自然の中に八百万(やおよろず)の神々を見た古代日本人の信仰とよく似ている」と解説した。

井村氏から寄贈された七千点については、福島県金山町の妖精美術館が所蔵する二百点を引き合いに「規模的にもすばらしく、貴重な財産。日本の、世界の妖精センターにしたい」と意欲を語った。

センター整備については来月、検討委員会を設置し、年度内に方針を固める考えを示す一方、「二荒山と、今後復元する宇都宮城にリンクする形で、空き店舗などに構えられたらいい」と市中心部への開設案を披露。さらに、本格整備の前に宇都宮美術館で展示する考えも示した。