仲間と笑顔のシニアライフ 

 

今月17日は敬老の日。年長の方を敬い、感謝を伝えることと長寿を祝うために制定された祝日です。家族や地域でお祝いを予定している人も多いでしょう。
 今回は敬老の日にふさわしい、お年を召しても元気なシニアのサークル・団体を紹介します。皆さん同じ趣味を持ち、いきいきと生活しておられます。同世代の仲間と人生を楽しみたいという方、ぜひ地域のサークルを探してみてはいかがでしょう。

 

フォークダンスみなみ ・  リリーレクダンスクラブ  足利 

 

健康増進や仲間づくりを目的に公民館で行われた「フォークダンス教室」の修了生で結成した足利市内のフォークダンスとレクリエーションダンスの2サークルです。どちらも活動は10年を超え、メンバーは全員60、70代になりました。
 指導を行うのは日本レクリエーション協会インストラクターの檜山紀江さん(77)。「練習では前後左右斜めと複雑なステップを4000〜5000歩は踏むのでいい運動になります」と笑顔で話します。

 

市南部の山辺公民館で活動する「フォークダンスみなみ」(写真・赤のスカート)は、結成17年、メンバーは10人。市北部の北郷公民館で練習を行う「リリーレクダンスクラブ」(写真・黄色のスカート)は、結成12年、メンバーは11人。  練習の成果は、年1回市民プラザで開催される「ダンスカーニバル」や公民館の文化祭、老人福祉施設の慰問などで披露されます。メンバー募集中。 
(問)フォークダンスみなみ代表・山崎和子さん☎0284・71・6819。         リリーレクダンスクラブ代表・伊藤文江さん☎090・4919・6494。

 

田町ほっとホーム紅会 民謡部     鹿沼 

 

「ヤーレン ソーラン ソーラン」。鹿沼市の高齢者生きがい支援事業として稼働している「ほっとホームたまち」から元気な歌声が響きます。
14年前、同ホームの管理者、青木芳枝さん(76)の呼び掛けに応じて結成された民謡部。鹿沼市出身で日本民謡協会に所属する前澤淡由紀さん(78)の指導を目当てに、月2回、78~98歳の女性12人が楽しく通っています。「集まりが楽しく、歌うようになって元気になった」と98歳とは思えない張りのある声で話すのは、最高齢の参加者、渡辺富枝さん。
これまで歌ってきた曲は30曲。毎年出場している市の文化祭に向けて、新曲「ヤーレンソーラン」の披露を前に練習に熱が入ります。
講師の前澤さんは、「楽しく声を出して健康に。歌詞理解で頭を使う民謡はボケ防止にも最適です。人に元気を与えるような歌になれば」と話します。

【写真説明】
講師の前澤さん(右端)と最高齢の渡辺さん(前列中央)
(問)同ホーム☎0289・65・7081。※利用は鹿沼市在住者のみ。

 

フラ・プア ロケラニ   佐野

 

2002年9月に発足、現在は74~90歳の女性9人が佐野市赤見地区公民館で大高久江先生の指導の下、フラを楽しんでいます。
「上手下手ではなく、楽しく続けられる雰囲気がとても良いグループ」と大高先生。熱心に練習に取り組み、休憩時間には持ち寄ったお菓子やフルーツを囲んで、おしゃべりに花を咲かせます。
「フラの日が楽しみ。シャキッとします。音楽に合わせて体を動かすのは気持ちいい」と声をそろえるメンバー。「家族の応援やサポートもありがたい」と感謝の気持ちも忘れません。最年長の森下ミツさん(90)は「バランスのいい食事とフラが元気のもと。振りを覚えるのは大変だけど脳トレになる」と笑顔。
練習の成果は地元のお祭りや施設の慰問、敬老会の舞台などで披露。10月14日には佐野市民文化祭洋舞B部門に出演し、文化会館の大ホールで踊ります。

【写真説明】
「笑顔でアロハ~」前列右から4人目が森下さん。右隣が大高先生
(問)同公民館☎0283・25・3014。

 

福祉劇団「玉手箱」  さくら

 

さくら市をメインにボランティアで活動を続け、今年で15年目です。メンバーは、70代~87歳の20人。ほとんどが地元在住で、うち3人が障害がある方です。
公演は、常にぶっつけ本番。8月26日に同市営もとゆ温泉で行われた公演では、9人のメンバーが創作舞踊や歌、マジックなどを披露。西崎勝博さんのユーモアあふれる司会で進行するステージは「いろんなものが出てくるお楽しみ」との思いを込めた劇団名の〝玉手箱〟のよう。
デイサービスや老人ホーム、病院など一度行くと必ず「来年も!」と依頼される人気ぶり。今月は敬老会関係の公演予定がいっぱいです。座長の西崎幸子さん(78)は「とにかくみんな仲がいい。お互い褒めたり、アドバイスしたりして腕を上げています。お客さんが喜んでくれるのでやりがいがあります。100歳でも200歳でも命の続く限り頑張っていきたいです」と笑顔を見せます。
(問)座長・西崎さん☎028・681・1560。

 

足利OB野球クラブ   足利

 

39年の歴史を持つクラブ。還暦チーム(60歳以上)と古稀チーム(70歳以上)で構成され、現在メンバーは33人。練習は週2回行い、全日本古稀軟式野球大会をはじめ各種大会に出場しています。
全国に先駆けて始められた、敬老の日に学童野球の小学生と対戦する「じいじとわらべ交流野球大会」は大きな注目を集め、毎年恒例行事となりました。今年で14回目。敬老の日の試合といえども、真っ向勝負で挑んでくる子どもたちに家族の応援もにぎやか。古稀チームは苦戦を強いられ過去13試合の対戦成績は、足利OB野球クラブの2勝11敗。「今年は何としてでも勝ちたい。じいじにも温かな声援を下さい」と石井幹道監督(85)は呼び掛けます。 9月17日、足利市総合運動場硬式野球場。第1試合午後2時、学童選抜VS足利OB(還暦)、第2試合午後5時、学童選抜VS足利OB(古稀)。入場無料。


【写真説明】
1勝を目指し練習に励むメンバーと石井監督(前列左から3人目)            (問)事務局長・岡崎さん☎0284・41・5344。

 

元気に輝き増して!

介護支援ボランティア江口正雄さん(88) 日光

 

退職後、妻の和子さんと余暇を満喫していましたが、2005年に地元の老人会長の依頼を受け10年間活動しました。
その間、大勢の年配者と交わりたくさんの話を聴いてきました。会長辞任後も「話を聴くだけで、笑顔になる仲間がいる。自分ができることを生かしたい」と強く考えるようになった江口さん。2015年に市の介護支援ボランティア要員の「傾聴スタッフ」として登録しました。

 

今では、毎週水曜日、同市にある介護老人保健施設「ヴィラフォーレスタ(森の家)」で、1回当たり入所者4人の話を聴いています。
「『あれ、何だっけ』と言葉が出ずに会話が途切れてしまう方も多いですが、笑顔で待ちます。そこが難しい点ですが遮らないことで『話してよかった』と思ってもらえたら」と目を細めます。
同施設の大内田良子さんは「利用者からも好評で、リピーターも多い。長く続けてもらいたい」と話します。

 

編み物 大内キヨさん(90) 小山

 

「親類や生徒さん、周囲の人のおかげでここまで頑張れた。ありがたいです」。女学校を出た後、和裁と編み物を習い、手編みと機械編みの講師資格を取得。85歳まで自宅で編み物教室を開いていました。「体調を崩したり大変な時期もあったけど、続けられて良かった。60年以上のお付き合いの生徒さんもいます」と振り返ります。
教室をやめてからも、生徒さんが分からないことを聞きに来ると教えたり、残った糸でベストを編んだり、昔の作品をほどいて編み直したり、編み物は続けています。ここ数年は、編み貯めた作品を整理しながら、お世話になった人たちに譲って喜ばれています。
普段は、週に4、5日、自転車で近くのクリニックへ通いマッサージをうけ、知り合いとおしゃべり。生徒さんが気にかけて顔を見に来てくれることもしばしば。「おかげさまで、退屈せず元気でいられます。幸せ」と笑顔で話します。