〝旬〟を見に行く

                        

 間もなくゴールデンウイーク。「遠出せずにゆっくりしたい」という人にお薦めなのが、栃木県内で話題のスポット巡りです。ニューオープンや大きなイベントが控えるなど、旬の理由もさまざま。紙面で予習の上、お出かけすれば120%満喫できること間違いなしです。

 

ザ・リッツ・カールトン日光   日光

G7閣僚会合の会場に

世界の代表が歴史刻む

世界屈指のラグジュアリーホテル。最上級のおもてなしを体験できる

 2020年7月開業の世界に誇る高級ホテル。中禅寺湖のほとりに建つ圧巻のロケーションで、奥日光の自然が織りなす美しさを身近に感じられます。

 今年6月に開かれる先進7カ国(G7)閣僚会合の会場として選ばれ、一躍、注目の地に。各国の男女共同参画・女性活躍担当相が集い、歴史の一ページを刻みます。

 現在、開業3周年を記念したイベントもめじろ押し。世界中で活躍する一流シェフとコラボし、美食に酔いしれるスペシャルメニューを堪能できます。さわやかな湖畔の春を感じながら、優雅なアフタヌーンティーや極上のステイを。

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

(提供写真)
 
 

 

 

 

 

 

日光市中宮祠2482
☎︎0288・25・6666
アフタヌーンティー(要予約)は、正午~午後4時(OS)
レストラン予約直通☎︎0288・25・5776

 

★★★──────────★──────────★──────────★──────────★★★

 

宮みらい 宇都宮

JR宇都宮駅東口の新シンボル

「人・物・事」の交流拠点

       大型ホールや商業施設、ホテルが集約された「宮みらい」
       大型ホールや商業施設、ホテルが集約された「宮みらい」

 JR宇都宮駅東口の新たな〝顔〟として、昨年まち開きした「宮みらい」。大型ホールや商業施設、ホテル、広場などが集まる一大拠点です。

 交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」は、世界的建築家の隈研吾が設計。最大2000人収容の大ホールから小会議室まで充実の機能とデザイン美を併せ持ちます。各階層の屋外にある交流広場「宮みらいライトヒル」との一体的な活用も魅力。

 栃木県や宇都宮市を代表するショップなどが入る「Utsunomiya Terrace(ウツノミヤテラス)」は、交流広場と連続的な設計。居心地の良い「テラス空間」を創出します。

大谷石が印象的な「ライトキューブ宇都宮」のメインエントランス
大谷石が印象的な「ライトキューブ宇都宮」のメインエントランス

 

 

「ライトキューブ宇都宮」
宇都宮市宮みらい1の20
☎028・611・5522

 

★★★──────────★──────────★──────────★──────────★★★

 

栃木市立美術館+栃木市立文学館 栃木

蔵の街散策彩る新名所

市に縁ある〝作家〟集う

 
     文学館1階にある休憩閲覧コーナー
     文学館1階にある休憩閲覧コーナー

 

 

 

 

山本有三・吉屋信子・柴田トヨを中心に紹介する常設展示室
山本有三・吉屋信子・柴田トヨを中心に紹介する常設展示室

 

 栃木市中心部、蔵の街散策で人気のエリアに昨年、2施設が隣接してオープン。

 美術館は、浮世絵師の喜多川歌麿をはじめ、田中一村の絵画、飯塚琅玕齋の竹工芸など市ゆかりの作家の作品を収蔵。国内外の優れた作品を紹介する企画展も開催します。      

 文学館は県内初の公立文学館で、市出身の作家山本有三、吉屋信子、詩人の柴田トヨの3人を中心に常設展示。旧栃木町役場庁舎として、100年前に建てられた近代洋風建築の建物も見どころの一つです。

 

        栃木市立文学館と隣接する市立美術館(写真奥)
        栃木市立文学館と隣接する市立美術館(写真奥)

「栃木市立美術館」
栃木市入舟町7の26
☎0282・25・5300
企画展「明日につなぐ物語」 6月18日まで。
一般1000円、中学生以下 無料。

「栃木市立文学館」
栃木市入舟町7の31
☎0282・25・5400
企画展「没後50年吉屋信 子と栃木」9月3日まで。
企画・常設展一般330円、 中学生以下無料。
常設展のみ220円。

午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)
月曜(祝日の場合は翌日)、展示替えのための整理期間は休み

 

★★★──────────★──────────★──────────★──────────★★★

 

GOOD NEWS   那須
グッドニュース

「森と共生」複合施設

 

     森の景観に溶け込む外観。耳を澄ませば小川のせせらぎも
     森の景観に溶け込む外観。耳を澄ませば小川のせせらぎも

 昨年7月、のどかな自然と観光が融合した那須町に誕生した複合施設。森との共生をテーマに掲げ、人と森を結ぶ那須の新スポットです。

 森と向かい合う形で建てられた施設は、「NEIGHBORS」と「DAIRY」の2エリアで構成。環境に配慮した取り組みを行う店舗が並びます。「ブラウンチーズブラザー」も人気商品。毎週末にマルシェを開催しています。

「NEIGHBORS」
那須町高久乙24の1
「DAIRY」
那須町高久乙2905の25
(徒歩約3分)
午前9時~午後5時
第2木曜休(その他、店舗ごとに定休あり)
Ⓟあり(アプリ登録で無料)
※問い合わせはホームページから

 

★★★──────────★──────────★──────────★──────────★★★

 

吉田村VILLAGE 下野

農村地域の活性化支える

  築80年の大谷石蔵をリノベーションした施設
  築80年の大谷石蔵をリノベーションした施設

 かつて地域交流の場だった農協跡地の石蔵を改装し、2021年8月に誕生した複合施設。農村観光の拠点として、地域の活性化や発展に力を尽くしています。

 ホテルやベーカリー、食と農をコンセプトにしたマーケットが入り、地域住民だけでなく観光客にも人気。農業体験や10月の「吉田村まつり」などで交流の輪を育んでいます。

 22日にはベーカリーカフェ「吉田村Bakery」がオープンします。

 

下野市本吉田784
☎0285・35・1020
午前10時~午後5時
火曜休
Ⓟあり

 

★★★──────────★──────────★──────────★──────────★★★

 

● 古くて新しい
         魅力を巡る ● 

 石の里として知られる大谷地区。昔からの観光地でありながら、大岩が連なる町並みにおしゃれなカフェや飲食店が点在する旬のスポットです。若い観光客でにぎわう町を散策してきました。

 

 ぐるっと 大谷散策 

 

 まず訪れたのは、2年前にオープンした観光拠点「ベルテラシェ大谷」。近隣農家の新鮮野菜や大谷石の地下採掘場跡で熟成したワインやハム、干し芋など魅力的なお土産がズラリ。

 市営駐車場に車を置き、歩いて平和観音、大谷寺を巡って大谷資料館へ。ライトアップされた巨大な地下採掘場跡は幻想的で、インスタ映えスポットです。資料館に併設されたロックサイドマ

ーケットでは、カフェやセレクトショップで休憩や大谷石コースターなどの土産を買うのもお薦め。

 来た道をのんびり歩いて20分。ランチは、奇岩「天狗(てんぐ)の投げ石」向かいにあるベーカリーレストランTHE STANDARD BAKERSへ。菜の花やアスパラなど旬の野菜たっぷりの手打ちパスタを味わいました。 

 迫力のある景観とおしゃれなショップがコンパクトにまとまった大谷地区。この日は半日コースでしたが、時間に余裕がある方はぜひ一日コースで。

①ベルテラシェ大谷
宇都宮市大谷町1263の2☎028・652・3100
午前9時~午後5時半(物産館)、午前10時~午後4時(体験館)
第2火曜休
Ⓟあり(大型駐車場、隣接して市営大谷駐車場もあり)

②大谷資料館
宇都宮市大谷町909
☎028・652・1232
午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)
大人800円、小中学生400円、未就学児無料。
Ⓟ300台、バス2台、身障者・高齢者用25台

③OYA MUSEUM ROCKSIDE MARKET
宇都宮市大谷町909
(大谷資料館敷地内)
☎028・688・8604
午前9時半~午後5時(同4時半OS)
Ⓟは大谷資料館と共用

④THE STANDARD BAKERS 大谷本店
宇都宮市大谷町1159
☎028・652・5588
午前10時(土・日曜、祝日は午前8時半)~午後5時
火曜休
Ⓟ市営大谷駐車場を利用

〈冬期は営業時間、定休日が異なる場合あり〉