5月5日は端午の節句。男の子の健やかな成長を願い、勇壮な鎧(よろい)や兜(かぶと)、こいのぼりなどを飾ります。長年大切にされてきた伝統行事ですが、五月人形の形態や流行は時代に合わせて変化しています。今回は、老舗人形店にトレンドを聞きました。

「鈴為」に聞く 五月人形のトレンド

かわいらしく優しい色合いの五月人形が主流に

宇都宮市の人形専門店「鈴為」社長の鈴木雄一さん(54)によると、五月人形の近年のトレンドは「勇ましいよりかわいいが主流」。

売れ筋は、ナチュラルな部屋の雰囲気に違和感なく溶け込むグリーンやホワイトなど優しい色合いの商品。価格は15~20万円が中心です。

 

住宅事情などの変化で、こいのぼりは、五月人形と合わせて室内で飾るものが増えています。価格は2万5000~3万5000円前後。

 

人形との出会いは一期一会。鈴木さんは「4月に入ると飾り始めるご家庭が多いので、購入は3月中がお薦めです」と話します。

宇都宮市大曽4の2の15
☎028・622・1818
午前10時~午後6時半
不定休
Ⓟあり