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服のリメーク
大切な一着 すてきに変身!
そろそろ衣替えの季節。新型コロナウイルス禍で、「おうち時間にクローゼットを整理した」「体形の変化で着られない服が増えた」という方もいるのでは? 今週は「着られないけど捨てたくない」大切な一着を、すてきによみがえらせるリメーク特集。お悩み別に紹介します。
洋服
デザインが時代遅れ
→流行取り入れリメーク
Pongee(ポンジー) 栃木
3年前、岡田怜子代表(41)と夫の圭吾さん(43)が夫婦二人三脚で始めた洋服のお直し、着物リメーク店。
デザインの古さや体形の変化でタンスの肥やしになってしまった服をサイズやデザインの変更などで「自分に合った形で大切に使い続ける」ことを提案しています。
太ってしまって着られない。デザインも古臭くなってしまったワンピースだけど、生地がとても気に入っているという場合、サイズを上げてワンピースに仕立て直すのは難しいので、ブラウスやスカートに。また、凝ったデザインのジャケットをシンプルなノーカラージャケットにするなど、流行を取り入れたデザインでお直しすることで、服が新たに生まれ変わります。


ワンピースをスカートにリメーク(4400円から)。完全オーダーの場合は、料金プラス型紙代(3000円から)。

栃木市大平町西野田269の5
☎0282・25・6572
午前10時~午後7時
㊡火・日曜 Ⓟ4台
体形が変化して着られない!
→ウエストや幅出しなど調整
洋服直し ジャストフィット 宇都宮
宇都宮市役所から北のシンボルロード徒歩1分。2003(平成15)年にオープンした洋服直しの頼れる専門店、その名も「ジャストフィット」です。
「お客さまの要望にできるだけ応えられるよう努めています」と話すのは、同店代表の西村京子さん。高校卒業後、洋裁学校で2年間学びました。洋服を縫うことが好きだったためブランド服の縫製に携わり、市内にあった百貨店で洋服直しの経験を積み、同僚と開業しました。
オーダーで特に多いのは、丈直し(出す・詰める)とウエスト直し。コロナ禍などできつくなったズボンやスカートは、ウエスト出しや生地足しによる幅出し等で対応しています。お気に入りのゴルフウエアなどを、体形の変化に合わせて何度もお直しする方もいるそうです。

丈詰め770円から、ウエスト直し2090円から。

宇都宮市中央2の1の10
☎028・633・8448
午前10時~午後6時半
㊡日・月曜、祝日
Ⓟあり
子ども服
サイズアウトした子ども服
→ブローチやイヤリングに
saihi(サイヒ) 宇都宮
2012(平成24)年にオープン。フランスからの輸入品を中心に、ベビー服と婦人服など国内外のすてきなものに出合えるセレクトショップです。
〝大人が着たくなるこども服〟をコンセプトに販売するだけでなく、サイズアウトした子ども服をブローチやイヤリング、ヘアゴムなどに。ママの服をベビー服にと、さらに価値を高める「アップサイクル」のオーダーも受けています。
オーナーの山口明子さん(51)は「着られなくなった服を手に取ると、思い出もあり捨てられないという声が多い。プロのクリエイターによるアクセサリーへのアップサイクルは、オーダーしやすい料金でとても喜ばれています」と話します。

イヤリング、ピアス、ブローチ(2個)、ヘアゴム(2個)各3190円。

宇都宮市西3の3の10(2階)
☎028・612・6239
午前11時~午後6時
㊡日・月曜 Ⓟ店舗前のもみじ通りパーキングを利用
和服
タンスに眠ったままの着物
→和から洋へ、ワンピースに
蔵風香 着物リメーク 宇都宮
家に眠ったままの着物はありませんか。「蔵風香」では着物をワンピースなどにリメーク。お客さまの希望や目的に合わせ、オーダーメードで仕立てています。
「絹の着物は日本にしかない技術で作られたもの。すでに価値のあるものにさらに価値をつける」と話すのは蔵風香代表のサトウナオコさん。
この日、フィッティングのため来店していた金谷理奈子さん。サステナブルに関心があり、祖母の着物のリメークができないかお店を探していたそう。金谷さんはイギリスの大学院に進学予定で、「出来上がったワンピースを現地で着るのが楽しみ」と目を輝かせて話します。
近年は県外からの依頼が増え、店はリモートでも対応。「着る機会がないけど処分するのはもったいない」と悩みがちな着物に、もう一度生まれ変わるチャンスを。

完成までの日数や料金は着物によって変動。まずは問い合わせを。


宇都宮市本町9の4 石ビル2階☎090・8043・9271
営業時間は要問い合わせ
㊡なし Ⓟ店舗ビル前1台
お直し番外
靴
傷やソールの減りなど
→状態に合わせ修理
SOMEONÉS 宇都宮
県庁前通りにある靴の修理、カスタム店。「相手の立場になって」という意味を込めた店名で今年3月にオープンしました。紳士物や婦人物、革靴、ブーツなど靴全般の修理に対応しています。
「来店時にテーブルでお客さんとしっかり話をします。靴の状態を見て、こういう修理ができる、といくつか修理法を提案して決めていきます」と店主の亀井貴弘さん(35)。もともと靴が好きだった亀井さんは宇都宮工業高卒業後、靴の専門学校に入り基礎知識やデザイン、制作について勉強。その後都内の大手靴量販店や個人修理店に勤務し、地元で開業しました。
「お客さんの立場になって丁寧に修理し、きれいに仕上げます。気軽に来てください」と亀井さん。予約不要。オリジナルアイテムも。


女性用かかとのゴム交換1000円から。

