安全に このまちに 暮らす

行く 買う
食・環境に配慮しています

 アスポプラスが考える「今、必要な5つの暮らし方」は、それぞれの分野ですぐにできることがたくさんあります。「安全に」「このまちに」暮らすために、環境に配慮した飲食店を利用することも、その一つかもしれません。

地球にも
 〝おいしく〟
   召し上がれ

ライ麦ストローで飲む自家製ドリンクもまた格別
彩りも美しいランチ御前(一例、予約制)
収穫したライ麦。ここから長さをカットしてストローに

Ours Dining
アワーズダイニング

那須

ライ麦畑で気が付いて

 「環境にも優しく、使っていて楽しいものがいい」とオーナーシェフの濱口正遠さん、淳子さん夫妻が15年ほど前から提供しているライ麦ストロー。那須を訪れた時、目の前に広がる牧草地を見て「これ、ストローにして吸えたら」の発想から、自分たちでライ麦畑を作り生産、収穫。
 2㍍ほどある1本のライ麦からできるストローは2、3本で、節と節の間を利用します。ほかにも、行き場を失った間伐材をもらい受け、料理を彩る一つのアイテムとしても活用。「私たち自身も自然の一部。それを料理で表現して、伝えられたら」と、自然なものを取り入れます。季節にあわせ、無農薬にこだわり作られた創作料理が味わえます。
 「暮らしのことは自然と共に」と、庭には微生物浄化槽、ビオトープを設け、自然循環に根ざす、地球を大事にした暮らしが目標。24日には、敷地内で「大日向マルシェ」が開催予定です。

オーガニックコンシェルジュでもある
淳子さん
広い庭を眺められるテラス席もある

那須町高久5834の14
☎0287・64・5573
火〜金曜休
(不定期オープンあり)

 

 

 

ハーフサイズのシーザーサラダ(637円)、量り売りできるキャロットラペ(100㌘・214円)

下野農園

宇都宮

「無駄にしない」心掛け

 新鮮野菜を多彩なメニューで味わえます。宇都宮市の「もったいない残しま10(てん)!運動」で、食品ロスの削減につながる取り組みの協力店に登録しています。
 意識しているのは「無駄にしない」。野菜の皮、根、葉、茎をスープストックに活用しています。「使える部分は全部使います。また野菜を仕入れ過ぎないようにしています」と同店を運営する「ファーム・アンド・ファーム・カンパニー」。レストランではお客さんの要望で少量での提供をしたり、テークアウトではハーフサイズや量り売りの商品もあります。
 同社では「食品ロスを考えて対応していきたい。スタッフとゴミの減量化について話しているところ。小さなことでも意識して心掛けていきたい」と話します。

宇都宮市下戸祭2の3の2
☎028・678・6593  月曜休

 

 

 

 
思っていたよりも草の香りがしない「草ストロー」と中尾さん。メーカーによれば、水洗いで4回ほど使用できるという

フェアトレード
ショップ コブル

鹿沼

未来見据え 日々消費を

 心地よい木のカウンターとコーヒーの香りが漂うフェアトレードショップ&カフェ。フェアトレードの雑貨や食品をはじめウェルフェアトレードの食材を使ったメニューが楽しめます。「日々の消費が私たちの未来を決めている。フェアトレードの商品や食べものを身近に感じてもらいたい」とオーナーの中尾貞人さん(42)は話します。
 目を引くのが、完全自然由来の「草ストロー」(20本入り400円)。販売とイベント出店時に使用しており、通常のドリンク提供時はステンレス製ストローを使用しています。
 ひきこもり支援相談士としても支援活動を行っている中尾さん。まさにここは、地球環境と人にやさしい場所です。

鹿沼市上田町1904 MADO 1階
☎070・4803・9865  月〜金曜休

 

 

 

利用者に喜ばれる手作りの新聞バッグ。全店でエコ素材に取り組む

ヒカリノカフェ

大田原

環境に優しい容器など

 地域のヒカリとなり、福祉のヒカリとなる。障がい者就労支援に取り組む社会福祉法人エルム福祉会が運営する3店舗(本店・蜂巣小珈琲店・庁舎店)のカフェはそこで働くスタッフ一人一人が、役割を持ち、手を加え、作り上げていく空間。
 全店で環境や資源に優しい素材を使ったバイオマスカップ、紙ストロー、木製スプーンを取り入れています。スタッフたちが丁寧に手作りした新聞バッグを提供しています。自宅でも野菜を入れて保管など、循環して利用してくれている声を聞き、さらなるやりがいにも。「小さなことから、やれることをコツコツと。私たちが今できることを少しずつ、続けていけたら」

・大田原市本町1の2701の23 ☎︎0287・23・2227
・蜂巣小珈琲店…大田原市蜂巣295 ☎︎0287・54・2255
・大田原市庁舎店…大田原市本町1の4の1 1階 ☎︎080・7418・9166

 

 

 

 
蝋引きの袋は3サイズ。繰り返し使えるのもうれしい。店主の秋元さん。今月から、店の一角でリサイクルショップもオープン予定


秋元珈琲焙煎所

大田原

引き袋に換えエコに

 田んぼが広がる一角にあるコーヒー豆販売店。受け渡しの際に、プラスチック製から、蝋(ろう)引きの紙袋に替えたのは1年半前。水をはじきやすく、油がしみにくい蝋引き袋は、コーヒー豆の保存としてはプラスチック製より落ちるが「性能よりも環境に優しいものを」と実施。
 店から家までの利用を勧め、持ち帰ったら食品保存容器などに移し替えてもらう方法を伝えています。「このひと手間が、お客さんと一緒に環境への優しさを共有できる気がして、使っていて心地よい」と店主の秋元健太さん。「豆屋ができる小さなことが、エコのきっかけになれたらいい」。妻、優子さんと二人で探し出した一つの方法。20回ほど繰り返し使える蝋引き袋は1枚50円。

大田原市親園2301
akimotocoffee@yahoo.co.jp(メール)  日〜火曜休

 

 

 

外の光と灯油ランプで明るさを出した店内
非電化カフェの外観

非電化工房・非電化カフェ

那須

不便ではない「文化」発信

 まるでおとぎ話に出てくるようなかわいらしい建物は、非電化工房内にある施設の一つ。広大な敷地には、農業、建築、工芸など自給自足を行いながら「お金やエネルギーを使わない『文化』を伝える」テーマパークとして2000年から運営を開始。
 非電化カフェは、杉皮の屋根、床下や天井にはもみ殻を使い、壁にはワラと土を用いたストローベイルハウス。電気や人工的なものを使わず、夏涼しく冬暖かいを気軽に体感できる全て手作りの建物。店では、おいしくて健康にも、環境にも良いものを提供。中でも人気の「かぼちゃプリン」(600円)は、敷地内で有機栽培したかぼちゃを使い、卵は平飼い鶏からの生みたてを使用。ほか、自家製アイスクリームと100%天草から作る新メニュー「薬膳あんみつ」(600円)なども楽しむことができます。
 「お金やエネルギーは使わずに得られる豊かさを、まずはここで感じてもらいたい」と、非電化工房代表の藤村靖之さん。
 「地球における環境問題を意識したときに、急に始められなくても、こんなことができるとか、やれることがある。エネルギーを抑えることで満足度は上がることを知るための入り口になればうれしい」。
 カフェは土・日曜のみオープンです(祝日にあたる月曜も含む)。

 藤村靖之(ふじむら・やすゆき)さん 日本大学工学部客員教授。工学博士として多くの出版物があり環境問題にも長年取り組む。非電化工房代表、自立共生塾塾長。76歳。
 
人気のカフェスイーツ。薬膳あんみつ㊤と薬膳ヨーグルト

那須町寺子丙2783の22  ☎︎0287・77・3199
土・日曜のみ営業