日光や那須といった有名な観光地がある栃木県。他にも益子や足利、佐野など多くの魅力にあふれたエリアも控えます。そして、それぞれの地域には、昔から親しまれている「定番」から、近年になって注目されたり、人気になっているお土産があります。そんなお土産を紹介しました。
まだまだあります…〝とちぎの顔〟
永く愛して 味・土産
日光
日光には歴史と文化、伝統を感じるお土産がたくさん! 中でも、「水ようかん」は昔から親しまれている名品。近年人気なのが、「日光ぷりん」と「日光人形焼き」です。
The定番

日光詣の癒やしに
水羊羹
(5本折800円)
1895(明治28)年創業の三ッ山羊羹(ようかん)本舗は、ようかん専門店。厳選された素材を使い、みずみずしい舌触りの中に小豆の風味がしっかり感じられます。5本折など五つのサイズ展開をしています。日持ちは5日間。店舗のみの販売。
三ッ山羊羹本舗
日光市中鉢石町914
☎0288・54・0068
New定番


代表的モチーフを
日光人形焼き 三猿
(1個140円)
コロンとした「日光人形焼き」は日光人形焼きみしまやで販売。日光東照宮でなじみ深い三猿や眠り猫、陽明門などがモチーフで、幅広い年代に人気。甘さ控えめのなめらかなこしあんと、カステラ生地がマッチしています。詰め合わせ(1400円)も。日持ちは3日間。店舗のみの販売。
日光人形焼き みしまや
日光市石屋町440
☎0288・54・0488
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地元の恵み丁寧に
日光ぷりん
(1個380円)
日光ぷりん亭が原材料、味、パッケージにこだわり丁寧に作っています。日光御養卵や日光霧降高原大笹牧場の牛乳を使用し、なめらかな食感です。栃木県のイチゴを使った「乙女ぷりん」(400円)のほか季節限定の商品も。日持ちは4日間。日光本店、宇都宮駅パセオで販売。
日光ぷりん亭 日光本店
日光市石屋町410の7
☎090・1118・7791
益子
大正時代から続く益子名物の「赤羽まんぢう」と5年前に登場した「とろたまぷりん」。どちらもファンの多い益子の代名詞的なお菓子です。
The定番

濱田庄司も愛好
赤羽まんじゅう
(茶まんぢう、ゆずまんぢう、きんとんまんぢうの3種類。1個100円)
1924(大正13)年の創業以来親しまれている味を4代目赤羽岳治さん(51)が大切に受け継いでいます。特に、北海道の小豆で作る自家製こしあんを沖縄の黒糖を使った皮で包んだ茶まんぢうは濱田庄司が愛した一品。そのために考案したまんじゅう皿があります。
赤羽まんぢう本舗
益子町益子2910の2
☎0285・72・3153
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ミニ釜入り 人気!
とろたまぷりん
(お釜のとろたまぷりん450円、とろたまぷりん310円)
道の駅ましこで年間2万5000個以上を売り上げます。益子焼のミニ釜に入った「お釜のとろたまぷりん」はお土産にぴったり。
地元、薄羽養鶏場のフレッシュで濃厚な卵をぜいたくにも丸ごと1個使用したまろやかな味わいが楽しめます。
道の駅ましこ
益子町長堤2271
☎0285・72・5530
佐野
佐野土産の定番は、50年近く愛され続ける「桜あんぱん」。3年前に登場した新名物「佐野黒から揚げ」。冷凍の黒から揚げは、新たな土産品として人気急上昇中です。
The定番

しっとり風味よく
桜あんぱん
(3個入り495円、5個入り770円)
1936年創業「ナカダのパン」のロングセラー。米こうじ菌の酒種で作る薄くしっとりとした皮にとろけるようなこしあんがたっぷり。へそにのった桜の塩漬けのほんのり香る桜の風味と塩味がアクセント。パッケージは庶民的でも、味わいはまるで高級なまんじゅうのようです。
ナカダのパン 浅沼店
佐野市浅沼町43
☎0283・23・9659
New定番

ソース文化の新顔
佐野黒から揚げ
(500㌘1410円)
ソースが香るヤミツキ味「佐野黒から揚げ」は、佐野を愛するパパたちのグループ「e街佐野奉行所」が考案。2018年の夏に誕生しました。
この新名物を市外の人にもアピールしようと、2019年には待望の冷凍を発売。自然解凍でも食べられるので、お弁当にも便利です。
佐野市観光協会
佐野市観光物産会館
佐野市金井上町2519
☎0283・21・5111
那須
とちぎを代表する観光地の那須にはたくさんのお土産があります。その中でも半世紀以上も人気なのが「トラピストガレット」。その一方で新たなお土産も続々と登場、「ラスク」や「せんべい」が注目されています。
The定番

ベルギーの味 今も
トラピストガレット
(1袋2個入り100円から)
那須トラピスト修道院内で作られるガレットです。素朴な味で飽きがこないと、販売から52年を迎えた今でも、那須町のお土産品、家庭のおやつとし親しみ続ける一品。
ベルギー人の宣教師から直接作り方を学び、生まれたお菓子。「ガレットを通して外の皆さんと交流ができれば」と、修道院シスターたちの願いと共に今でも当初からの味を守り続け、祈りを託しながら作られています。
那須トラピスト修道院
那須町豊原乙3101
☎︎0287・77・1024
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量もたっぷりお得
いとこのラスク
(1箱648円)
一昨年から発売された人気の「バターのいとこ」。その生産過程で切り落とされた生地から作られたのがいとこのラスクです。筒状の箱にたっぷり入ってお得感があると、那須町新土産品としても注目が。
ほんのりカラメル風味のバターシュガーとビターな味わいのチョコの2種類。本店、姉妹店、地元スーパーなどで販売しています。
バターのいとこ
那須町高久乙2905の25
☎︎0287・62・2100
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後を引くうま味
塩こうじ煎餅
(1袋550円)
那須町ならではの味を詰め込んだ新しいお土産。良質なこうじを使い、手作り味噌を販売する「天然味噌 日野屋」と、町内で農業やモノづくりを展開する「アロハファーム」とのコラボで6年前に生まれました。
まろやかな塩味とかむほどに出てくる甘さは後を引くおいしさです。
天然味噌 日野屋
那須町寺子丙3の89
☎︎0287・72・0342
那須町高久乙593の8、☎︎0287・78・0100。