地味にいいところがたくさんあるので、いっぱい味わってもらいたい

益子 卓郎(ましこ・たくろう)さん

 

 撮影で県内を歩くと、栃木生まれの俺らでもまだまだ知らないことや魅力的な場所やモノ、おいしいものがたくさんあって、これからSNS で全国、全世界に向けてどんどんアピールしていこうと思っています。

 栃木のどこが好き?と聞かれてまず浮かぶのは、宇都宮動物園。あのレトロ感、子どもの頃に家族で訪れたときから、今も変わらない雰囲気が大好きです。 

 特に柵越しに首を伸ばしてくるキリンの餌やりは、大人になった今でも楽しいなあと思います。

 園長もユニークな人で、「昔は知名度がなくて、初めて取材を受けたのはチンパンジーが脱走したときだった」と話していました。

 餃子食べたら宇都宮動物園でほのぼのとしたひとときを楽しんでほしいと思います。

 

 栃木の夏の思い出といえば、外せないのは「やな」の風景です。小さい頃から夏になると黒羽のやなに行って、鮎を食べて、やなで水を浴びながら鮎を手づかみで捕るというのがお決まりのコースでした。確かに栃木県に海はないけど、川遊びの楽しさが思いっきり味わえます。

 前にも、相方の福田と二人でやなで遊びました。やなの近くの柳の木には、オニムシ…標準語で言うとクワガタ虫がたくさんいて、子どもの頃はよく虫捕りにも通いました。あの柳は穴場ですね。今も行けばオニムシが捕れるはずなので、機会を見つけて動画撮影に行こうと考えています。

 栃木に来た人が喜ぶような「いいところ」をいっぱい見つけて発信していきます。

 

地味にいい栃木県を、地味にじわじわ知ってもらい、最下位脱出へ

福田 薫(ふくだ・かおる)さん

 

 たまたまテレビのロケで茨城にいるときに、ニュースで「茨城県が魅力度ランキング最下位脱出」と流れて、「良かったね~」と上から目線で言っていたら、栃木がまさかの最下位。これには驚きました。

 栃木には、グルメなら庶民的な餃子やイチゴがある反面、ちょっと高級なゆばとか和牛もあるし、観光地でもほのぼのとした牧場がありつつ世界遺産もある。温泉もある。幅広く充実しているのが魅力ですが、首都圏から近すぎて「ありがたみが薄れているのが残念です。

 手が届きやすすぎるから見逃されてしまっていますが、魅力的な場所もモノもたくさんある県だと思います。

 私が好きな栃木は、まず鹿沼箒と、箒の材料で作るきびがら細工。昔は鹿沼箒を嫁入り道具として嫁ぎ先に持って行って、40 年以上も使い続けたそうです。柄と箒の接合部分が蛤型で、がっちり編んであります。きびがら細工は癒し系の干支の置物で、鹿沼箒職人の青木行雄さんが60 年前に創案し、一子相伝で今に伝えられて
いる見事な工芸品です。すばらしい技術で美しいものを作る職人の技が伝承されている点に惹かれます。

 

 もう一つは、県内あちらこちらにある山城です。歴史が好きなので、大田原城、宇都宮の飛山城、小山城など、戦国時代の武将や幕末の戊辰戦争と関わりが深い城が栃木にあったと知り、心が躍りました。

 「地味にいい栃木」を、地味にじわじわとアピールして、地味に最下位脱出を狙いましょう。