毎回テーマを絞って、県内の風景や建造物などを写真で紹介する「とちぎを見る」シリーズ。今回は広大な風景をパノラマで切り取ると、また、別の顔が見えてくる場所を取り上げました。風景や建物など、パノラマならではの景色を楽しんでください。

パノラマビューを望む

おぉ、見渡す限りの…

 

 

渡良瀬遊水地 (栃木・小山)

4県またぎ広大な地

 県最南端に位置する渡良瀬遊水地は、面積約3300㌶、栃木・群馬・埼玉・茨城の4県にまたがる国内最大の遊水地です。貴重な動植物の生息地でもあり2012年7月にラムサール条約に登録されました。
 2020年から2年連続で、国の特別天然記念物のコウノトリのひなが誕生したことでも注目を集めています。
 広大なヨシ原、自然の草花や野鳥、昆虫など、お目当ての被写体を求めて多くのカメラマンが訪れます。
 ハート型の谷中湖は、散歩やサイクリング、ウオータースポーツ、釣りなどを楽しむことができます。
栃木市藤岡町藤岡1788
☎0282・62・5558
(渡良瀬遊水地湿地資料館)

 

 

 

須塩原市図書館 みるる (那須塩原)

知と安らぎの本の森

 地上2階建て。森をイメージし、天井を高く設け大きな窓からたくさんの光が降り注ぐような造りが特徴的な図書館 みるる。設計は那須塩原市出身の女性建築家、伊藤麻理さんによるもので2020年にJR黒磯駅前に完成しました。
 延べ床面積4644平方㍍の広さを誇る館内は、放射状に広がるデザインで、そこには人が集まり、本を通して交流が育まれるようにと願いが込められた新たなスポット。
 駅前から図書館につながる遊歩道「みるるアベニュー」を通り館内へ。図書館としての利用のほか、カフェでくつろげる空間があるのも県内唯一です。月曜休。
那須塩原市本町1の1
☎︎0287・63・9031

 

名草巨石群 (足利)

点々と続く巨石・奇岩

 足利市北部、奇岩、巨石が連なる名草巨石群には、名草厳島神社が祭られています。社殿の前には、高さ11㍍、周囲30㍍の巨大な御供石。弁慶の怪力で真二つに割れたという言い伝えが残る「弁慶の割石」は、人気漫画「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が修行中に割った大きな岩に似ているとファンの間で注目を集め、訪れる人を増やしています。
 神社境内の奥、弁天沢の中にある国の天然記念物「名草巨石群」は、玉ねぎ風化といわれる花こう岩特有の風化現象を見ることができます。
足利市名草上町4990(名草厳島神社)
☎0284・41・9977 (名草観光協会・名草公民館内)

 

 

霧降高原キスゲ平園地 (日光)

標高1582㍍の絶景

 「天空回廊」と名付けられた1445段の階段を上ると、四季折々の高原の風景とすがすがしいロケーションに出合えます。
 目指すのは、標高1345㍍のレストハウスから、1582㍍の小丸山展望台。天気に恵まれれば富士山や東京スカイツリー、鹿島灘も見ることができるといいます。
 自然公園財団日光支部霧降高原キスゲ平園地主任の立原遼さんは「日の出の絶景スポット。地平線から上がってくる光景が素晴らしく、パワーをもらえるような感動の風景です」と話します。
日光市所野1531
☎0288・53・5337

 

 

鎌倉山 (茂木)

山・川・田…美しい

 晩秋の雲海の絶景で知られる鎌倉山。山頂までは車で行くことができ、そこから150㍍の山道を歩いた場所にある展望台からの眺めは「とちぎの景勝百選」に選ばれています。途中、ちょっとした岩場と学問の神様菅原道真公を祭る菅原神社があります。
 眼下には、大きなカーブを描いて流れる清流那珂川や大瀬橋を見ることができます。春を迎えた牧野地区ののどかな田園風景と八溝の山々が広がり、BGMの鳥のさえずりと共に穏やかな気持ちにさせてくれます。
茂木町九石
☎0285・63・5644
(町観光協会)

 

 

那須高原展望台 (那須)

ベストな〝恋人の聖地〟

 標高1048㍍に位置し、天候さえ良ければ関東平野から八溝山系まで一望できる「那須高原展望台」。眼下に広がる那須高原、右後方には茶臼岳(牛ヶ首)が間近に見られ、見上げると空も近くに感じることができます。
 恋人の聖地プロジェクトにより、全国で100番目に選定された場所でもあり、カップルも多く訪れる人気の観光スポット。
 殺生石から展望台までの散策コースもあるのでそちらもぜひ。昼間とは違う表情が見られる夜景もお薦めです。
那須町湯本
☎0287・76・2619
(町観光協会)