暦の上では立春も過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。この時季は、デトックス効果があり身体の熱を取る苦みの強い野菜や山菜類は春分まで控え、体(特に下半身)を温め、冷えを取り、血流を良くして春を迎える準備をしましょう。レモンなどのかんきつの爽やかな香りや、ニラやショウガなど体を冷やさず辛味で香りの良い野菜を取り入れるのもお勧め。大田原市「薬膳なつめ」の代表・熊田康子さんに「今が旬のおいしい野菜のレシピ」(すべて4人分)を教えていただきました。

 

 

「薬膳なつめ」熊田さんに聞く

 

 

【熊田康子さん】 
大田原市出身。調理師、国際中医薬膳管理師、薬膳アカデミア認定講師、ヘルスフードマイスターの資格を取得。
現在は自宅で薬膳料理教室、薬膳管理Basic講座を開催。  
(問)熊田さん☎080・3316・8799。

 

 

白菜のカルボナーラ風 

 

口の渇きを癒やす効果がある白菜をメインに、消化を助けるミカンの皮(陳皮)をアクセントに加えることで爽やかな香りも楽しめます。  

 

❶ 白菜4枚は6㌢の縦線切りにしておく=写真A。  
❷ フライパンに軽く油を引き1㌢ほどに切ったスライスベーコン2枚と、縦スライスにした玉ネギ1╱4個を入れ、良く炒める。  
❸ ②に水100㏄とコンソメ1╱2個、塩少々を加え、味を調える。白菜を入れ柔らかくなるまで煮込む。  
❹ ③に生クリーム100㏄を入れ、沸騰したら火を止め、卵黄を加えざっくりとまぜる。  
❺ 器に盛り、適量の黒こしょう、みじん切りにしたミカンの皮、スプラウトを盛り付けて完成。(ミカンの皮は乗せる直前にみじん切り)  

 

※ミカンの皮(陳皮)は食べ終わったミカンの皮の白い方を上にして、カラカラになるまで陽の当たるところで2~3日干す=写真B

 

 

体を温め春へ準備

 

青葉ときのこの黄身おろし

 

体を温め、血の巡りを良くするニラや香りのあるセリなど一皿で野菜がたっぷり。消化を助けるおろし大根とあえて優しい味わいに。

 

❶ 黄身おろしを作る=写真A。大根15㌢をおろし、ざるにあけ、水気をよく搾り卵黄2個分、塩小さじ1╱2、しょうゆ少々をまぜ合わせておく。  
❷ カキ8個を下ゆでし、処理をしておく。  
❸ 昆布だし適量を鍋で沸かす。沸騰したら小松菜、エノキ各1╱2を3㌢程度にカットし、ニンジン約3㌢を千切りにし、シイタケ2枚を削ぎ切りにし、シメジ1╱2株を子房に分け、鍋に入れ、野菜に軽く火を通す。  
❹ ③を1分程度煮たら、火を止め、セリ、ニラ、カキを入れ、味を染み込ませるためそのまま30分程度冷ます。  
❺ 冷めたら軽く水気をとり、ボウルに①とあえ、器に盛ったら完成。  ▪春に向けてのポイント▪  春分を過ぎたらニラを菜の花に、カキをアサリなどに替え、暖かい時期にもお勧め。

 

明太やまいも

 

火を使わずにできる一品。酸味のある食材を使うことで肝臓の働きを助ける効果があります。  

❶ レモン1╱2個を搾りレモン汁を作る。  

 

❷ あえ衣を作る。明太子1腹(タラコでも可)、しょうゆ少々、マヨネーズ、レモン汁各小さじ1を混ぜ合わせる。  
❸ 山芋10㌢は皮をむき、1㌢ほどの角切りにし、3分ほど酢水(酢は適量)にさらして水を切っておく。  
❹ アボカド1╱2個も1㌢の角切りにして残りのレモン汁を振る。  
❺ ②のあえ衣に山芋、アボカドを入れ軽くまぜ=写真B、器に盛り、レモンの皮(少々)のすりおろしをかけ、完成。

 

ブロッコリーのクルミみそ和え

 

体を温める食材、クルミをふんだんに使います。黒ゴマとみそで和え、ブロコッリーとの相性も抜群です。

 

❶ 和え衣を作る。黒すりごま大さじ1、砂糖小さじ1、みそ小さじ2、しょうゆ小さじ1╱2、ごま油小さじ2をボウルの中で軽く混ぜておく。  
❷ クルミ大さじ4をからいりして、粗みじん切りにしたら=写真C=①に加える。  
❸ ブロッコリー1房を少々の塩でゆで、温かいうちに①にまぜ、器に盛り付け完成。  ▪春に向けてのポイント▪  春分を過ぎたらクルミをアーモンドやピーナッツに替え、体を温め過ぎないようにするとなお良い。

 

いり豆と桜エビのご飯

 

体を温める桜エビや胃腸の働きを助ける大豆を使った炊き込みご飯。香りもよく楽しめます。

 

❶ 桜エビは風味を上げるためからいりしておく。
❷ 米1と1╱2カップ、もち麦大さじ2、入り豆1╱2カップ、里芋2個を1㌢に角切り、水480㏄、酒大さじ2、塩小さじ1、桜エビ大さじ2、ショウガ1╱2個をみじん切り。
❸ ②の材料を全て炊飯器に入れ=写真D=普通に炊いて完成。

 

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