コロナ禍の中で過ぎた2020年。今年こそ明るく幸せな年であるようにと願います。そこで、初夢などでも縁起の良いとされる富士山の写真を集めてみました。もちろん、県内から肉眼で見られる富士山です。県内には国土交通省関東地方整備局が選定した「関東の富士見百景」(実際は126景233地点)をはじめ、富士山が見られる場所が数多くあります。皆さん、お気に入りの富士山を探してみてはいかがでしょう。

 
御亭山緑地公園 (大田原)ー 池田勝夫さん提供

 

大田原市の黒羽地区(北滝)にある標高約510㍍の御亭山(こてやさん)。頂上付近の展望台からは富士山が見える「関東の富士見百景」の一つ。肉眼で富士山が見える関東最北端の「百景」とされています。直線距離にすると約210㌔先にある壮大な姿は肉眼でもはっきりと眺めることができます。

写真は2年前の12月暮れのころ。「地元から眺める富士山も素晴らしい。何度見ても感動する」と、冬になると天気を気に掛け、条件がそろえば、御亭山に向かう池田さん。

12月下旬から1月上旬まで、空気が澄んでいる日が狙い目です。写真下方に見えるのは宇都宮市県庁付近。

 
 
小貝川の稲荷橋から (真岡)

 

関東平野を北から南へと流れる一級河川の小貝川。その流域である真岡市南東部の稲荷橋から見える夕景の富士山です。

刻々と変化する日没前数十分間のマジックアワーの柔らかなドラマチックな光の中で、小貝川の静かな流れの向こうに見える姿は、悠々と美しく神々しくもありました。

 
 
八幡山から(足利)ー 小林四郎さん撮影

 

昔から信仰の山としてあがめられてきた富士山。江戸時代には富士信仰の開祖とされる長谷川角行が足利市大月町を訪れて修行したと伝わります。富士山の写真を約50年撮り続けている小林さん(五十部町)は、2017年の1月1日、樺崎町の八幡山に登り大月の街並みと共に富士を撮影しました。お正月の富士山です。

小林さんは観光で河口湖を訪れた時、地元のプロ写真家に「せっかく来たんだから富士山の写真を撮ってけ」と声を掛けられたのがきっかけで、富士山撮影を始めました。撮りためた写真は自宅ギャラリーで公開しています。

 
 
渡良瀬遊水地第3調節池西前原堤防上から(栃木)ー 写団藤岡・鯉沼孝雄さん撮影

 

2017(平成29)年2月19日、渡良瀬遊水地第3調節池西前原堤防上から撮影。雪晴れの渡良瀬遊水地、朝光に染まるヨシ原を富士山をバックに撮影しました。

風の強い日は高い確率で富士山が見えます。靄(もや)が出ていない冬の朝の眺めがお薦めです。撮影は12月、1月の風のない日の朝7時から7時半くらいを狙い、しっとりした感じの中に光と影のコントラストを捉えます。

 
 
栃木県庁15階展望ロビーから(宇都宮)

 

冬の空気の澄んだ晴れた日には、県庁15階(いちご階)展望ロビーから、南西方向に約170㌔先の富士山を望めます。特に夕日が沈んでいく景色は美しく、こんなに遠くからなのに、はっきりと見える富士山に心打たれます。

地上65㍍の高さの展望ロビーは全面ガラス張りで解放感があり、宇都宮市内を一望できるのはもちろん、筑波山や日光連山など街と自然の調和を楽しめます。天気がいい日にはスカイツリーも見えるお薦めスポットです。

 

 

 
飛山城史跡公園から (宇都宮)ー 第17回飛山城写真展入賞作品

 

1293~1298年に築城され約300年間芳賀氏の拠点だった飛山城の城跡を復元した史跡公園(国指定史跡)。

南西側の富士見ポイントから望める富士山は、「関東の富士見百景」の一つです。チャンスは空気の澄んだ冬の晴れた日の夕方。鬼怒川に架かる建設中の次世代型路面電車(LRT)の橋の向こう側に富士山を望めます。

飛山城の歴史展示や戦国時代の火おこし体験、勾玉(まがたま)作りや土器・埴輪(はにわ)作り体験などが楽しめるとびやま歴史体験館と併せて楽しんでみては。同公園は午前9時~午後4時半。館内は午前9時~午後5時(入館は4時半まで)。

 

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