秋も本番、食欲の秋です。多くの食材のうち、日本人に古くから親しまれ、食べられてきたマグロ。東京・豊洲市場などの初セリで、超高額な価格で取り引きされることで話題にも。すしをはじめ刺し身や焼き魚、ステーキなど幅広く食されています。今回はマグロを一番の売りにしている飲食店などを取り上げました。

 
鮮魚卸・小売り  黒金水産 【那須塩原】
天然マグロで勝負! 

 

鮮度抜群! マグロや旬の魚がスラリと並ぶ冷ケース

この道35年の大ベテラン。うまい魚を熟知したその腕で、魚をさばいてお造りなどを担当する代表の黒金羊さんと、魚をふんだんに使った総菜を作る姉、巳香さんと2人で切り盛り。

 

「勝負は天然のマグロ」と、早朝から市場で仕入れる魚は「常にお客さんにおいしい魚を手頃な値段で食べてもらえるもの」を心掛けて目利き。マグロを筆頭にその日の新鮮な刺し身3~4点盛り(800~2000円程度。仕入れ値によって変動あり)や、運が良ければ出会える本マグロのブツや中落ちが並びます。鮮魚店ならではの日替わり総菜も売り切れ必至の人気商品。 

店は、那須拓陽高の近く。ネタ切れの場合もあるので、電話確認してから行くのがお勧めです。

那須塩原市下永田3の4の271 ☎0287・48・6161
午後2時~同7時 水曜、第1・3・5火曜休 Ⓟあり

 

 
まぐろ加一 【足利】
マグロ中心が約30品

 

マグロと海の幸が盛りだくさんの「加一丼」

マグロを中心にした丼物や定食のメニューがおよそ30種類。リーズナブルに楽しめる人気の店。マグロは加藤晴夫社長が自ら目利きしたもの。

 

店長の一押しは「加一丼」(1550円)。マグロをはじめタイ、カニ、イクラなどさまざまな海の幸を堪能できます。

マグロを満喫するなら「まぐろ中トロ丼」(1550円)、「まぐろ赤身丼」(980円)。

2種類のミニ丼に串揚げ、サラダ、小鉢2品、汁物、デザート、ドリンクが付くお得なランチメニューもお薦め。旬の食材を使いメインからデザートまですべて手作りしています。

足利市大前町435 ☎0284・62・0648
午前11時半~午後3時、午後5時~同9時半(OS) 木曜休
Ⓟ50台(店の東側に第2駐車場あり)

 

 
𡈽新 【真岡】
格別な本マグロ専門 

  

本マグロを使ったお薦めの刺し身弁当「海鮮チラシ」と「マグロ丼」

1858(安政5)年創業の老舗が自信を持って刺し身や弁当で販売する格別なマグロ。それもそのはず、本マグロを専門に宇都宮市中央卸売市場で仕入れる本マグロのみを使用しています。

人気の「マグロ丼」(660円)は、手頃な値段も魅力。15種類ほどの海の幸が敷き詰められた「海鮮チラシ」(1100円。なるべく電話で注文を)は、感動の味わいです。

 

本質を見極め、最高のマグロを提供。「本当においしいものを安く楽しんでもらいたい。お客さんの喜ぶ顔が何よりうれしい」。店を切り盛りしてきた7代目の妻渡辺チイさん(81)のこれからも変わらない思いです。

 

真岡市荒町2166(真岡木綿会館隣渡辺ビル1階) ☎0285・82・2607
午前9時~午後6時、日曜休 Ⓟあり

 

 
  栄寿司 【矢板】
生ならではの味わい

 

舌触りも滑らか。「生」へのこだわりを追求した「まぐろにぎり」はネタも大きく食べ応えも十分

創業49年。本格江戸前鮨(すし)が味わえる店として人気の鮨店です。

自慢のマグロは黒(本)マグロのみを使用。豊洲市場に直接買い付けに行き、冷凍はせずに「生」を提供することにこだわるのは、「生ならではの味を堪能してもらいたいから」と2代目店主の小川雅之さん。

 

現在はコロナの影響により市場に足を運べないぶん、これまで信頼関係を築いてきた仲買いに豊洲から直送してもらいながら対応。「まぐろにぎり」(2400円)や「とろにぎり」(4500円、共に6貫)が楽しめます。にぎりはそれぞれ1貫からも注文可能でまぐろ450円、とろ770円など。 

シャリが隠れるほど大きなネタには、見た目の美しさも楽しんでほしいと繊細に切れ目を入れ、しょうゆもなじみやすいように工夫。予約してからの来店がお勧めです。

矢板市片岡2096の78 ☎0287・48・0856
午前11時~午後2時、午後5時~同10時 木曜休 Ⓟ20台

 

 
あやめ鮨 【小山】
こだわりの天然物

 

マグロの魅力がたっぷり味わえる「まぐろづくし」

「天然の食材のおいしさを伝えたい」。養殖物は使わず、天然物、旬の魚介を使ったおすしやおつまみが味わえるお店です。

マグロにも力を入れていて、信頼のおけるまぐろ問屋の目利きで、厳選する天然の本マグロとメバチマグロ(またはインドマグロ)の2種類を常時用意しています。

 

マグロ尽くしのメニュー(にぎり、丼)は8種類。お薦めの「まぐろづくし」(2860円)は、2種類のマグロの中トロ各2貫、その日一番の赤身2貫、ネギトロ巻き、トロタク巻きの盛り合わせ。「マグロの種類や部位で異なる食感や口どけ、うま味が感じられる」と好評です。

「すしに欠かせないシャリのおいしさも感じてほしい」と松尾将伸代表。寒暖差があり、水のきれいな西会津産コシヒカリを使っています。

小山市乙女3の20の11 ☎0285・45・0790
午前11時~午後1時半(OS)、午後5時~同9時半(OS。日曜、祝日は午後9時)
月曜休(祝日の場合、翌火曜休) Ⓟ15台
https://ayamesushi.jp/

 

 
高根沢漁港大介丸 【高根沢】
うま味と香り存分に

 

ミナミマグロのたたきがたっぷり載った「まぐろたたき丼」

鮮度、ボリューム満点の海の幸。店の周囲にはブドウ畑や工業団地が広がっていますが、名前通り〝漁港〟にいるような満足感を味わえます。

 

生で提供するマグロは、すべてミナミマグロを使用。刺し身やすし、フライなどバラエティーに富んだメニューは老若男女の心をつかみ、家族3世代で訪れる客もいます。

中でも一押しは、ミナミマグロをたたきにした「まぐろたたき丼」(みそ汁、小鉢付き1100円)です。オーナーの服部健二さん(46)が「脂とマグロのうま味と香りを存分に味わえる」と話すお薦めの一品。米は宇大が育成した品種、高根沢産の「ゆうだい21」を使用しています。

高根沢町上高根沢6484の6
☎028・678・8221
午前11時~午後2時、午後5時~同9時 月曜休
Ⓟ40台

 

 
市場食堂 【宇都宮】
堪能メニューずらり

 

鮮度抜群なのに低価格。リピーターが絶えない人気の「ぶつ切りマグロ定食」

宇都宮市中央卸売市場の南、卸売センター内にある人気の食堂。毎日目利き職人が市場で厳選仕入れする食材なので、鮮度抜群です。

 

なかでも、本マグロの中トロとバチマグロの赤身を使った「ぶつ切りマグロ定食」や、「マグロ漬け丼」「マグロと子持ちメカブのぶっかけ丼」(各1000円)などのマグロ限定料理が人気。他にもまぐろ山かけ定食やネギトロ丼、市場食堂海鮮丼などマグロのメニューがたくさんあります。

他に、焼き魚定食、煮魚定食、アジフライ定食には刺身付き、からあげやしょうが焼きなどの肉のメニューもあり、夜はおつまみを食べながらお酒も楽しめます。 

宇都宮市簗瀬町1910の1(卸売センター内)
☎028・633・0018
午前11時~午後2時15分(OS)、午後6時~同9時(OS) 水曜休
Ⓟあり(共有駐車場)