「新型コロナの世界的流行は終息するのか?―危機を好機に変える時」 グローバルファンド 戦略・投資・効果局長 國井修氏

 下野新聞社の会員制組織「しもつけ21フォーラム」は8日、10月ウェブ特別例会として発展途上国の感染症対策に取り組む「グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)」の國井修(くにいおさむ)戦略・投資・効果局長(57)の講演を下野新聞社ホームページ「SOON」で配信した。

 同ファンドは新型コロナウイルスの感染対策にも取り組む。アフリカでは医師や看護師が犠牲になったほか、ロックダウン(都市封鎖)で患者が病院に行けず、適切な治療が受けられない状況があるという。

 ワクチンと治療薬、検査薬を研究開発し、支援対象の国々に届けるには約4兆円が必要という。各国に資金提供を募るが、これまでに集まった金額は約3千億円にとどまる。「感染症に国境はなく、先進国が途上国を支援することで自分たちを守ることにつながる」と幅広い支援を訴える。

 新型コロナは世界中で感染者が拡大している。「患者数の増減に一喜一憂してはいけない」とくぎを刺す。「危機を好機と考え、若い人を交えながら未来を見据えることが必要だ」との考えを示した。

 國井氏は大田原市出身。宇都宮高、自治医大、ハーバード公衆衛生大学院卒。旧栗山村(現日光市)国保診療所、長崎大熱帯医学研究所教授、国連児童基金(ユニセフ)などを経て2013年から現職。

 

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