「東武グループにおける日光エリア観光活性化の取組みについて」 東武鉄道取締役専務執行役員 関口幸一氏

 会員制組織「しもつけ21フォーラム」2月例会(下野新聞社主催)が14日、宇都宮市内で開かれ、東武鉄道取締役専務執行役員の関口幸一(せきぐちこういち)氏が「東武グループにおける日光エリア観光活性化の取組みについて」と題して講演した。

 関口氏は日光での取り組みで、同社として51年ぶりに復活させたSLの運行を紹介した。2017年8月、東武鬼怒川線で運行を始めたSL「大樹(たいじゅ)」については「東武日光駅への乗り入れを来月、試験的にやってみたい」と述べた。

 東武日光線終点の同駅への乗り入れは、日光市観光協会日光支部など地元の観光関連12団体が昨年7月、地域の新たな魅力発信を図るためとして同社へ要望していた。

 また、同市の二社一寺西参道沿いに3月オープン予定の飲食街「西参道茶屋」の開業日は、同17日になると明らかにした。

 関口氏は日光エリアの観光課題にも言及した。観光客入り込み数に占める宿泊者の割合が低下傾向にあるデータを示し、「周遊や滞在長期化の促進が重要」と指摘した。その上で訪日客向けサービスを充実したり、体験活動を利用しやすくしたりする必要性を訴えた。

 関口氏は埼玉県出身。東大法学部卒。旧運輸省(現国土交通省)を経て14年、同社経営企画部顧問。18年6月から現職。64歳。