「平和の祭典」は、切磋琢磨、正しく競い合った先にあるノーサイド。地域の伝統と情熱で鍛えしものたちよ、さらに競い、高みを目指せ。地元のプライドと声援を背に、出でよ、故郷の戦士たち。「とちぎ五輪2020、戦いの幕が開く」ー県内各地の自慢の名物や名所を2回にわたりご紹介します。

 

 
ご当地焼きそば部門

 

 

 

 

ポテト入り焼きそば
 
「焼きそばハウス おおぜき」の店主大関博さん(71)妻の明子さん(72)夫妻に「ポテト入り焼きそば」のルーツを伺うと、屋台のおやつとして子どもに人気のあった「ジャガイモと長ネギ、パン粉のソース炒め」と「やきそば」がいつしか一緒になり誕生。

同店の「肉ポテト入り焼きそば」(400円)のジャガイモは、博さんの妹の嫁ぎ先の農家で収穫された「キタアカリ」など。ソースは創業125年、地元の老舗ソース会社「月星ソース」の少し甘めのウスターソースをそのまま使用。スープは鶏ガラベースの和風だしで、麺は互いに親の代から付き合いのある製麺所から仕入れる中太麺。  

「もうけようと思ったらやってられない商売だけど、口にあえば、お客さんがリピーターになって長いお付き合いができるからね」   

(問)焼きそばハウス おおぜき ☎0284・72・7364。

 

 

 

 

 

スープ入り焼そば
 
約70年前、焼きそばとスープの出前注文を受けたある日。当時はラップなどがなかった時代。岡持ちの中でスープをこぼさないよう、届けるためには?と思い立ったのが、スープの中に焼きそばを入れたこと。その日から3年程度かけ完成させたのがこの釜彦の元祖「スープ入り焼そば」です。  

スープに合うように製麺された麺に、ほんの少しだけスパイスを加えたスープ。現在は、3代目店主となって9年目の遠藤和久さん(39)が切り盛り。「味の決め手となるスープのダシは丁寧に取ること」など、70年ほど続く秘伝の教えは体の中に擦り込まれています。「お客さまと同じように、自分もこのスープ入り焼そばのファンの一人」。守るべき味を引き継ぎ、これからもお客の元へと作り続けます。   

(問)釜彦 ☎0287・32・2560。/ 
塩原温泉観光協会 ☎0288・32・4000

 

 

 
ご当地めん部門

 

 

 

 

大根そば
 
明治時代から食べられてきたといわれる大根そば。食べ物が少ない時代にそばに千切り大根をまぜてかさを増し、腹を満たしたとも伝わります。粗食でありながら、そばに含まれる良質な栄養と、その吸収を助ける働きをする大根は、まさに地元が生んだ組み合わせの妙。美容と健康にも注目です。

大根そばの提供の仕方は店によって違いがあり、千切りにした大根を生でシャキシャキのまま、ゆでたものをそばの上に盛る、ゆでた後でそばとまぜるの3通り。ぜひ、食べ比べてみて。   

(問)市観光立市推進課 ☎0283・27・3011。

 

 
 

 

 

ニラそば
 
ニラの生産量全国第2位を誇る本県、中でも1番の生産量は鹿沼市です。  

鹿沼産のニラは、一般的なニラに比べ幅が広いのが特徴。みっちゃん蕎麦(そば)によると、旬(12月〜3月頃)の鹿沼産は特に甘みがあって柔らか。鹿沼玄そば100%の鹿沼そばとの相性がとても良いそう。健康にも良いと鹿沼では昔から家庭料理として親しまれてきました。ニラをそばと一緒にゆでたり、上に乗せたりと店ごとで盛り方も違うので、いろいろなそば店で食べたいご当地グルメです。   

(問)みっちゃん蕎麦 ☎0289・62・1195。

  

 

 

 

耳うどん
 

初めて見聞きした人に強烈な印象を与えるその名も「耳うどん」。葛生地区に伝わる郷土料理でお正月料理として、またお客さまへのおもてなし料理として食べられています。

名前の由来は、「鬼の耳」に見立てた耳状のうどんを食べると、「わが家の話を鬼に聞かれず、その年は無事に過ごせる」「悪い話が聞こえないので、近所付き合いが円満にいく」などの言い伝えから。  

相生町の野村屋本店で提供。あきやま学寮の耳うどん作り体験は、現在コロナの影響で休止中。

(問)市観光立市推進課 ☎0283・27・3011

 

 

 

 

ちゃんぽん

 

2012年に長崎県雲仙市と町が「災害時における相互応援協定」を結んだのをきっかけに誕生した「高根沢ちゃんぽん」。その後、コンビニ商品化のため高根沢高生のアイデアで「高根沢焼ちゃんぽん」が生まれました。  

高根沢産の新鮮野菜がたっぷり。本場の麺を使用し、田園風景をイメージした小松菜ペーストと豆乳が入った「緑」色のスープが特徴です。現在、高根沢ちゃんぽん普及会に加盟の6店舗で提供。色や具材など進化を遂げた各店の個性あふれる味わいが人気です。  

(問)高根沢ちゃんぽん普及協会会長・笹崎さん(お食事処あづま)☎028・675・1007。

 

 
 
ご当地おかず部門

 

 

 

 

太平山三大名物玉子焼き、焼き鳥、団子
 
太平山の謙信平展望台付近や太平山神社近くの茶屋では、太平山三大名物の玉子焼き、焼き鳥、団子が楽しめます。  

その昔、朝と夜を間違えて夜鳴きする鶏は「火事や災難など不吉な知らせを招く」と忌み嫌われて太平山神社に奉納されました。神社にお供えされた御洗米「おさご」を食べて繁殖した鶏やその卵は、玉子焼き、焼き鳥にして参拝客に供されたそうです。  

奉納米の一部で作った団子も参拝客に振る舞われ、後に太平団子となり、名物になりました。  

(問)太平山観光会(もみじ庵) ☎0282・25・2388。

 

 
 

 

 

日光湯波
 
日光山にゆばの製法が伝えられたのは、山岳修業が盛んだった鎌倉時代といわれています。神仏への供物として、修行僧の精進料理として、日光に根付いた貴重なタンパク源でした。  

京都は「湯葉」、日光は「湯波」といわれますが、京都の老舗2店でも「湯波」と表記しています。違いは製法で、端から引き上げる湯葉に対し真ん中から引き上げて二重になる湯波は、厚みがあり柔らかいのが特徴。揚巻湯波で作る「ふくませ煮」や「さしみ湯波」など料理の主役になる郷土料理です。

(問)海老屋長造☎0288・53・1177。

 

 
 

 

 

いもフライ

 

 
蒸したジャガイモを串に刺し衣を付けて揚げた後、特製ソースをかける。大正から戦前の頃に屋台を引いて売られたのが始まりといわれています。

おやつにご飯のおかず、お酒のおつまみ、手土産にと地元に深く根付いた「真のソウルフード」。  

ソースはミツハソース、マドロスソース、月星ソースなど、長年厚い支持を集める地元産のソースを使用。店によりジャガイモがホクホクだったりもっちりだったり。特製ソースも甘辛、フルーティーと味付けもさまざま。 

(問)市観光立市推進課☎0283・27・3011。

 

 

 

 

里芋フライ
 
外はサックサク、中身はねっとり軽い口当たり。おやつ感覚で食べられる塩谷町グルメ「里芋ふらい」。10年ほど前に発売されて以来、多くのメディアでも紹介され、しおやブランドにも認定されました。  

町内で生産される「里芋ふらい」用のサトイモをふかした後、粒を少し残すようにすりつぶすことで、ねっとりの中にしっかりとした歯応えが楽しめます。

ほんのり塩気を効かせることで、揚げたてはもちろん、冷めてもおいしい。「尚仁沢はーとらんど」の軽食コーナーで販売中(1個100円)。

(問)尚仁沢はーとらんど☎0287・41・1080。