6月16日は「和菓子の日」でした。全国菓子協会が1979年に制定。これは848(承和15)年に仁明天皇が16個のお菓子を供えて厄よけと招福を祈ったということに由来するそうです。
和菓子の日にちなみ、アスポでも県内の和菓子の店とコラボして、オリジナルの商品を作ってもらいました。ぜひご賞味あれ。
甘味のご褒美
あすぽ読者へ特別にご用意


1885(明治18)年の創業から受け継がれる、真心込めた安心安全なお菓子作り。北海道産小豆を豆から煮て作る上品な味わいの自家製あんが自慢です。
2年前にリニューアルしたモダンな店内には、季節菓子をはじめ大正天皇に献上した打菓子「樺山錦」や「3色饅頭」「バターどら焼」など20~30種類が並びます。
4代目佐藤公一さん(59)と5代目亮太さん(30)、春香さん(30)夫妻が伝統を大切に「もっと若い人にも食べてほしい」との思いで作る新しい菓子まで、地元をはじめ多くのファンに親しまれています。
さくら市喜連川4379
☎028・686・2008
午前8時半~午後5時半(現在短縮営業中)
月曜休(祝日の場合は火曜)Ⓟあり


「来てくれたお客さまと一笑い二笑いして、少しでも笑顔に元気を与えられたらうれしい」。定番の草餅や大福、スコーンなどを販売するほか、あんみつやお汁粉など季節商品も人気。
これからの時期ぜひお薦めなのが「もなかジェラート」(260円から)。金沢の最中専門店から取り寄せる最中のサクっとした食感を引き出すために毎朝焼き直しをして提供。地元牛乳を使った手作りジェラートを挟んで楽しんでほしい一品です。
オープンから3年。「今まさに前を向いて歩いて行こうという気持ちが強い」と、代表の飯塚宏明さん。温かなおもてなしと、心が和むお菓子で出迎えてくれる店です。
那須塩原市青木242の2
☎0287・74・6479
水曜休 Ⓟあり


人気のミヤリーシリーズや、食べる直前に自分であんを挟むパリパリ食感の「ぱりっと最中みやのはし」シリーズなど、宇都宮愛たっぷり。1953年創業の和菓子店です。
和菓子のおいしさはもちろんのこと、店主富田親雄さん(71)と久子さん(65)夫妻の人柄の良さも、地元に長く愛されている人気の理由です。
久子さんは昨年末から店のフェイスブックとインスタグラムを始め、毎日更新。その日お店に並ぶ商品や目玉商品などを掲載しています。
「かしわぐり」「一枚流し黒糖水ようかん」などのオリジナル商品や「赤飯」「あんころもち」など定番商品も人気です。
宇都宮市泉が丘2の1の49
☎028・661・8357
午前8時半~午後7時(火曜は午後0時半、日曜・祝日は午後6時まで)
Ⓟ2台


100年にわたり地元で親しまれる和菓子店。
ヨーロッパでイタリア料理と洋菓子の修業を積んだ3代目の福島幸治さん(41)は、伝統の味を守りつつ、一方でフルーツやスパイスで酸味や苦みを楽しむ菓子など革新的な味も提案。
福島さんが「一番好きな果物」というパッションフルーツを使った「トロピカル饅頭(まんじゅう)」。本当は県産を使用したいところでしたが、今回は南国のものを使用。甘酸っぱさとさわやかな香りが口の中に広がり気分は一気にトロピカルですが、白あんと柔らかな求肥のやさしい口溶けで最後はしっかり和に着地します。
足利市菅田町109の3
午前9時~午後5時半
月曜休(祝日の場合は営業)
Ⓟ1台 http://www.29shimaya.com


四季折々、彩り美しいお菓子が並ぶ和菓子店。季節の上生菓子、団子や大福、米まんじゅうなど朝生菓子、和洋折衷の焼き菓子など、種類豊富、味わい豊かなお菓子が楽しめます。
「お客さまに喜んでもらえることを第一に考えてお菓子を作っています。味はもちろん、季節感や見た目の楽しさも大切にしています」と店主の福田和仁さん。
この時季は、「わらび餅(はちみつ&レモン)」「麩(ふ)まんじゅう」「水まんじゅう」、凍ったまま食べる「氷わらび餅」など、夏限定の和菓子もお薦めです。
栃木市本町1の34の1
☎0282・51・7766
午前9時~午後6時(日曜・祝日は午後5時まで)
火曜休 Ⓟ4台