桜もいよいよ開花、まさに春らんまんです。この季節、おしゃれをして出掛けたくなります。そんな時の必需品の靴やバッグですが、お気に入りで愛着のある品物は長く使いたいもの。今回は靴をはじめバッグなどの革製品をリペアしてもらえる店を紹介します。

 

まだまだ使いたい!

 

愛用品に救いの手

 
靴も接客も好きだから
靴修理店amor  宇都宮 

 

笑顔がすてきな田村さん。「大好きな靴に囲まれて毎日が楽しいです」

 

 FKD宇都宮店の向かいに、靴修理職人の田村侑子さん(35)が営む、水色のかわいらしい「靴修理店amor(アモル)」があります。

 大学を卒業し会社員だった田村さんは「大好きな靴に関わるお店を持ちたい」と会社を辞めて浅草にある靴の専門学校で靴作りを学びました。

 黙々と靴を作り続ける靴職人より、お客さんと対面し希望を聞いて靴を直していく靴修理が自分に向いていると東京の靴修理店で修業後、故郷宇都宮で店をオープン。

カラーリングと磨きでこんなに生まれ変わります

 

 ピンヒールの交換など靴底の修理(1100円から)はもちろん、磨き(880円から)や、部分カラーリング(3960円から)など、女性ならではの細やかな仕事で靴が生まれ変わります。

 他にカバンなど皮革小物の雨染みやカビ落とし、補色、ほつれ直しも。「靴や革製品は、直して使い続けられます。相談だけでもいいので、ぜひ捨てないで持ってきてほしい」

古いミシンを台にしたり雑貨店のような
おしゃれな店内

 


 

 

 

 

 

 

 

宇都宮市今泉町66の1 ☎028・627・2511 午前11時~午後7時
水曜、第1・3日曜休 Ⓟ2台

 

 
肌の手入れと同様に
のむら靴店  足利 

 

職人歴62年の野村幸夫さん。
 

 「他の店じゃ直らないっていうものも大抵直せるよ。見積もりもすぐ伝えられるから、直したいものがあったら持って来てもらえれば」

 靴、バッグ、財布、ベルト、手袋などの革製品、ナイロン製のスポーツバッグのファスナー交換、修理なども行っています。店に並ぶ依頼品はどれも使い込まれたものばかり。

店は足利市役所の南側。棚に並ぶ修理の依頼品は思い出の詰まった
手放し難いものばかり

 店主の野村幸夫さん(82)は、62年のキャリアを持つ靴職人。父親は東京・浅草で靴職人をしていましたが、戦争が激しくなり家族で足利に移り住みました。「小学5年で転校してきてやっとまともに勉強できるようになった」としみじみ。

 「最近では靴って磨くんですか?なんて言う人がいてがっかりしちゃうよ。革は手入れ次第。肌を手入れするように靴墨を3日に1回塗ってやればいいだけ。愛用の靴を長く履き続けてほしい」

 

足利市雪輪町2139 ☎0284・21・8653 午前9時~午後6時
日曜・祝日休 Ⓟあり

   

 

 
ブランド品にも対応
靴リペア 阿部  足利 

 

修理の相談も穏やかな笑顔で応じる
ベテラン職人の阿部さん

 「こまめに靴を修理して、いつも快適に過ごしてほしい」と、店主の阿部弘さん(76)。  

 親子2代続く靴職人。長年、妻のヨシ江さん(72)と二人三脚で企業や役所を回りオーダー靴の製作・販売を行ってきましたが、既製靴を求める人が増えたこともあり、60歳を機に店を改装して修理専門に。かかとの交換や靴底の取り換え、キズや汚れの補修のほか、スニーカーの底の剥がれ、バッグの裏地や持ち手の交換、金具やホックの付け替え、カビ取りや染め直しなど、さまざまな依頼に対応しています。

 高級ブランドのバッグが持ち込まれることも度々あり「修理に掛かる費用や手間を考えると買った店ではなく、近くで直してほしいという人も多い。バッグは難しい注文が多くて大変」と言いつつ充実した笑顔を見せます。

店はJR足利駅北口を北へ100㍍
足利市伊勢町3の12の9
☎0284・41・5603 午前10時~午後7時
無休 Ⓟなし

 

 

 

 
使うほどなじむ魅力を
ドリーム ウイング  宇都宮 

 

牛革のオイルレザーを使った新作のボストンバッグと高橋オーナー
 

 一針一針手縫いによって作られる〝世界に一つ〟の革製品。小物からバッグまで、牛やアメリカンバイソン、サメ、クジラなどの革を使用したネーティブスタイルのオリジナル製品は、生地(柄)との組み合わせや編み込みも美しく、それぞれに個性と輝きを放ちます。

 「革は素材そのものがブランド。使えば使うほどなじんでくる」と魅力を話すオーナーの高橋宏司さん(47)。革ジャン好きが高じ、知人の革工房で革製品を作り始めたら「作るのも、持つのも好きになった」と言います。そして、1998年に自宅工房で同ブランドを立ち上げ、独学で製作。12年前に現在地にオープンしました。

時間をかけ手縫いした一点物のアイテム。丈夫で生涯愛用できます

 バッグの持ち手や財布の復元など、リペアも行います。革の状態や修理の内容によって見積もりします。ぜひ相談を。

 

 

 

宇都宮市東塙田1の1の2 ☎028・616・3395 正午~午後7時
不定休 Ⓟなし(近くのコインパーキングを利用)

 

 

 
「洗い」やリフォームも
靴・バッグ・きもの・洋服・ジーンズのメンテナンスSHOP
池澤クリーニング店  大田原 

 

「思い通りに仕上がった時のうれしさはひとしお」店主の池澤さん
 

 「依頼を受けたものはできるだけ自らの作業で直し、元の状態へ戻してあげたい」。リフォーム、リペアのオーダーを本格的に受けるようになったのは5年前に業者向けの教室に通ったことがきっかけ。試行錯誤を繰り返し、失敗もしながら、少しずつその腕を磨いてきました。今は、衣類全般だけでなく、革製品の「洗い」、「染め」そして「直し」の要望も多く受けるように。

お預かりしたバッグの内側を全て張り替えたリフォームの一例

 クリーニング業者として36年。その傍らでバッグや靴など「日常でまた使えるものへ」と、直しの作業に向き合う日々。「捨てようか悩んだ大切なものをここに持ってきてくれて、新たに生まれ変わったものを渡したときのお客さんの笑顔を見たら、また頑張りたくなる」と店主池澤昇さん(55)。「どんなものでも『手放す』前に一度相談してほしい」。革製品のリフォーム・リペアをはじめ、オーダー製作も受け付けています。

大田原市黒羽田町598 ☎0287・54・0132
午前8時~午後7時(金曜のみ午後9時まで)、祝日は午前9時~午後5時
日曜休 Ⓟ1台