今年は暖冬で、例年になく寒さをしのぎやすい日が続いています。それでもやはり、冬は温かな食べ物が恋しいもの。その上、スイーツだったらうれしいですよね。そこで、心も体も癒やされ、ホッとするような〝和〟スイーツメニューのあるお店を紹介します。

幸せ広がる甘いひと口

 
かぼちゃぜんざい ~ 煮込んだカボチャと ~
 みちのく民芸店  那須 

 

 

 本物の手斧(おの)削りの二重梁(はり)をそのまま移築して造られた古民家。200年以上経つその梁の存在感など店内は見どころ盛りだくさん。

 店内喫茶コーナーでは、すいとんや甘酒など全5品が楽しめます。中でも、お薦めなのが、「かぼちゃぜんざい」(500円、お茶と漬物付き)。北海道産十勝小豆を使い、本来のおいしさを逃がさないよう甘さを抑えて煮込みカボチャと合わせた一品。「素朴な味わいで、田舎や故郷を思い出してほしい」と店主藤田和典さん。

 店を構えて60年ほど。大きな一枚のガラス窓から眺める風景とゆるりとした時間をぜひ楽しんで。

 


那須町湯本130の1
☎0287・76・2337
午前9時~午後5時
水・木曜休、ほか不定あり (来店時は要確認)
Ⓟ10台

 

 
温極上黒本わらび餅 ~ 「黒い宝石」味わって ~
 京源  宇都宮 

 

 

 わらび餅の常識を超えた「温極上黒本わらび餅」(1100円)は、「黒い宝石」と呼ばれる店主こだわりの一品。

 国産ワラビ根の中で、最深部の根茎から採取した希少なわらび粉を和三盆糖と一緒に、注文が入ってから練り上げます。

 練りたてアツアツの温わらび餅は、コシと粘りを楽しめる風味豊かな食感。何もかけずにわらび餅そのものを味わい、次に八重山諸島で採れる最高品質の黒糖を使用した黒糖蜜をかけて。さらに、香ばしい京黒きな粉をかけて食べると違う味わいを楽しめます。箸休めに添えられている「しその実」も絶妙です。

 

宇都宮市今泉新町210の2 ☎028・688・8189
午前11時半~食事は午後2時(OS)、
甘味は同2時半(OS)、
午後6時~同9時(OS)、
金・土曜は午後9時半(OS)、
予約確実 月曜休(祝日の場合は翌日)、
臨時休業あり(来店時は要確認) Ⓟ12台

 

 
いちごおしるこ ~ 酸味がアクセントに ~
 中華 文珍楼  真岡 

 

 

 オープンから30年以上親しまれている中華店。ユニークなのが、市内の高校生たちとコラボした「真岡いちご飯バーガー」「真岡いちご飯チャーハン」「真岡いちご飯天津飯」など、マスター白川文夫さん(65)の地元愛・イチゴ愛から生まれたイチゴメニューです。

 その一つ「いちごおしるこ」(380円、5月中旬ごろまで)は、真岡産とちおとめと地元の小豆と県内産もち米を使用。かまど炊きのもち米で作る自家製餅の風味と甘さ控えめのあんにフレッシュなとちおとめの酸味がアクセント。「俺が甘党なのと、そこにイチゴがあったから」とマスターは笑顔で話します。

 

真岡市東郷612の1 ☎0285・77・0889
午前11時半~午後2時 
※土曜のみ夜も営業 (午後5時半~同8時)
火曜休 Ⓟ20台

 

 
抹茶小豆ぜんざい ~ 宇治の抹茶を存分に ~
 茶寮わた屋  宇都宮 

 

 

 北海道大納言小豆で作ったぜんざいに、全国茶品評会で1位に輝いた京都宇治「丸久小山園」の抹茶を流し入れた、「抹茶小豆ぜんざい」(620円)。

 餅は県産のもち米を使い、店でついた自家製。抹茶の苦みとぜんざいの甘さに、香ばしい焼き餅。美しい器とともに、至福の時を味わえます。

 寡黙な職人肌の店長増田敏明さんと社交的な母親の弘子さんの居心地のいいお店。代々農家で屋号の「わた屋」が店名に。「自分が食べたいものを愛情込めて丁寧に作っています」

 あん、寒天、みつ、餅など、全てが手作りで無添加。日光天然氷、手打ちそばなど食事も楽しめます。

宇都宮市鶴田町211の13 ☎028・647・2076
午前11時~午後8時(OS) 火曜休(祝日の場合翌水曜)
Ⓟ5台

 

 
お汁粉 ~ 白玉と粒あん絡めて ~
 茶房花苑  那須塩原 

 

 

 柔らかめの粒あんの上に並べられた白玉がかわいらしい、冬季限定の「お汁粉」(600円)。あずきの柔らかさ、量、甘み、全てのバランスを考え、客の「ちょうどいい」という気持ち、おいしく食べてもらえるように試行錯誤を重ねて仕上げました。注文を受けてからゆでる白玉は、もっちりで滑らかな食感。あんこをたっぷりと絡めて味わってほしい一品です。

 普段のおやつを気軽に買える町のおまんじゅう屋さんとして、立ち寄ってもらえる店にしたい」と、オープンからもうすぐ3年。定番の黒糖まんじゅうや草餅に加え、今年から「練切」(1個260円から)の販売も始めました。

 

那須塩原市青木224の2 ☎0287・74・6479
午前10時~午後5時 水曜休 Ⓟあり

 

 
茶まんチーズサンド ~ あん+チーズが絶妙 ~
 春木屋 AKAITORI  宇都宮 

 

 

 二荒山神社前で1948(昭和23)年の創業以来、〝日本一の大福〟で親しまれている和菓子店。喫茶部門「AKAITORI」は、名物「黒カレー」(スープ付き、780円)、大福やきんつばなど和菓子を使った創作デザートが楽しめます。

 「茶まんチーズサンド」(500円)は、フワフワの茶まんじゅうにクリームチーズとブラックペッパーをサンドして温めました。あんの上品な甘さにチーズの塩気がマッチ。さらに、ブラックペッパーのスパイシーな風味が引き立てます。3代目佐藤友康さん(54)とスタッフたちのアイデアが光ります。

宇都宮市馬場通り2の3の10
☎028・633・2525
午前10時~午後6時半(OS) 火曜休(祝日の場合は営業)
Ⓟなし

 

 
蔵やぜんざいおしるこ ~ 開店時からの定番! ~
 茶房 蔵や  栃木 

 

 

 巴波川沿いにある蔵風の建物の喫茶店。北海道産の小豆を使った自家製のあんこを生かした甘味やランチが好評です。

 粒あんのお汁粉の中に餅を2個入れた「蔵やぜんざいおしるこ」(580円)。1986(昭和61)年の開店当初からの定番メニューです。「小豆の食感や甘さなど、自家製あんこを餅に絡めて味わってほしい」と店主の五十嵐恒雄さん。「抹茶クリームあんみつ」(550円)は季節を問わず人気です。

 川沿いの景色や川の流れを眺めながら休憩できるのも当店の魅力。陽気が良い日は、店先の緋毛氈(ひもうせん)をかけた縁台も気持ちよさそう。

栃木市万町2の7 ☎0282・22・7874
午前10時~午後5時 水曜、第3月・火曜休
(祝日の月曜は営業)
Ⓟ10台

 

 
焼きいもジュース ~ 優しい味わいいかが ~
 Green Beans  足利 

 

 

 斬新なネーミングに初めは戸惑うものの一度味わうと癖になる味。紅あずまや紅はるかをオーブンでじっくり焼き上げて、牛乳とバニラアイスで仕上げた優しい風味の「焼きいもジュース」(400円)。冷たい飲み物として提供していましたが、客の要望を受けホットも登場しました。 

 ランチセットで楽しむのがお勧めです。ランチメニュー(900円)は、野菜をたっぷり使い彩りよく盛り付けられたサラダ、数種の小鉢、メイン料理。シフォンケーキやゼリーなど手作りのお菓子がちょっとずつ楽しめるデザートプレートにドリンクです。

 


足利市八幡町735の12 ☎0284・43・8665
午前11時半~午後3時、 午後6時~同8時(OS)、
土曜は午後9時(OS)  日曜休
Ⓟあり

 

 
おしるこ ~ 程よい甘さの粒あん ~
 和カフェ あん  栃木 

 

 

 自宅の一角を改装した甘味処(どころ)。北海道産の良質な小豆を手間暇かけて丁寧に炊いた自家製のあんこを使った甘味がおいしいと評判です。

 お薦めは自家製の粒あんをたっぷり使った「おしるこ」(650円)。程よい甘さの粒あんのおしるこの中には、県産のもち米の自家製お餅が2個。少し焼きめをつけた餅は香ばしく粒あんと好相性、食べ応えもあります。自家製白玉入りのおしるこもあります。

 「安心安全の素材を使った手作りの味をゆっくり味わってほしい」と店主の長江由吏さん。

 自家製寒天を使った「白玉クリームあんみつ」もお薦めです。

栃木市箱森町11の12 ☎0282・22・8686
午前11時半~午後4時 (あんこが無くなり次第終了)
月〜水曜休 Ⓟあり

 

 
田舎しるこ ~ 粒々の食感楽しんで ~
 あまから家  足利 

 

 

 鑁阿(ばんな)寺の南、石畳通り沿いにあるレトロな雰囲気が漂う喫茶店。「あんみつ」と言えば真っ先に名前が挙がる人気店。観光客だけでなく地元の人にも愛されています。  ふっくら炊き上げられた北海道産小豆の粒々の食感を楽しむことができる粒あんの「田舎しるこ」(715円)。香ばしく焼かれた小さめの餅が二つ入って、箸休めには塩こぶと梅干しが付きます。10~4月の期間限定メニューです。

 屋号の通り甘い物と辛い物を両方味わうなら、本格辛口インドカレーとクリームあんみつをセットで楽しむのがお薦めです。

  足利市昌平町2369 ☎0284・41・4277
午前10時~午後6時 (あんみつが無くなり次第終了)
火曜休(祝日の場合は営業) Ⓟあり