今年もとても暑い夏でした。家の中も汗や脂で汚れています。そこで、夏も大掃除をしてみましょう。どうしたら、夏の汚れを簡単に落とすことができるのか、ハウスクリーニングなどを手掛けている那須塩原市の「ひまわりパートナーズ」代表の高村広美さんに夏の汚れを落とす方法や便利な掃除グッズなどを教えていただきました。

母・高村広美さん㊨と娘ひとみさん。
お気軽にお問い合わせください。

 

ひまわりパートナーズ ●

 高村広美さん、ひとみさん母娘でハウスクリーニングなど清掃事業を提供。
 重曹やクエン酸を使ったナチュラルクリーニングを学び、実践。依頼主の家にある洗剤を使って掃除をします。
 定期コースは、2時間7000円から(税・交通費別)。単発依頼は1万2000円から(税・交通費別。見積りします)。

【お問い合わせ】

那須塩原市新町115の71
☎090・7808・2120

 

気温・水温高く、汚れ緩みやすい 

 実は、夏は年末よりも掃除をするメリットがたくさんあります。では、どのようなメリットがあるのでしょうか。 

 

 
・油汚れが落ちやすい

 

 油汚れは熱に反応するとやわらかくなり落ちやすくなるので、気温が上昇する夏はキッチン周りの掃除に最適です。逆に油は温度が低くなると固まるので、寒い冬は汚れを落とすことが難しくなります。今のうちにキッチン周りをきれいにしておくと、年末とても楽です。

 

 
・水を使う掃除がしやすい

 

 夏は気温が高いので、冬の寒い時期より、水を使う掃除が苦になりません。この時期に浴室などのカビを撃退しておき、そのあともすっきりした浴槽を維持していきましょう。

 

 
・窓を開け放しやすい

 

 夏は窓を開け放すことができて、室内も乾きやすいので、床のワックスがけなどもこの時期にやっておくといいでしょう。ワックスがけをしておくと、床の傷み予防になり、汚れも取れやすく、掃除しやすくなります。

高圧スチーム洗浄機があると便利
油汚れも高圧スチーム洗浄機で楽々

 

 

 

 

 

 

壁の巾木もきれいにしましょう

 

 

 

 

 

 

  準備するもの

便利な重曹とクエン酸

 夏の皮脂や油汚れを落とすには、高圧スチーム洗浄機が便利です。しかし、高圧スチーム洗浄機がない場合は「重曹」や「アルカリ電解水」(水を原料に作られた洗浄液)が威力を発揮します。どちらもアルカリ性で、油汚れなどの酸性の汚れを分解する性質や雑菌を退治する働きがあり、汚れをスッキリ落とせます。

 水あかなどの水回りには「クエン酸」が効果的です。アルカリ性の成分のものを中和させて汚れを落としやすくします。また、除菌、殺菌、漂白の効果もある優れものです。

 

 
 
水回り 
 
 

◆レンジ周り 油汚れ→重曹

ブラシは力を入れずにそっと優しく
力を入れすぎてブラシが開いてします㊨

 レンジの隙間部分に入った油汚れには、重曹スプレーかアルカリ電解水をスプレーし、少しおいて汚れを柔らかくしてからブラシをかけ、そのあと拭き取ります。ガスレンジの掃除にも効果あり。

 ブラシはゴシゴシせず、ブラシ部分が開かないようにそっと優しくかき出すことが大切です。

 

◆シンク周り 排水溝→重曹+クエン酸+湯

 

 排水溝には、重曹とクエン酸を付属のスプーン各1杯ずつ入れ、そこに60度くらいの湯を流します。すると、炭酸の泡がブクブクでてくるので、少しおいてから、水で流すときれいになります。残っている汚れはスポンジでなぞる程度で簡単に落ちます。お風呂の排水溝も同じです。

 

 

 

◆浴室 水あか→クエン酸

 まず、浴槽や浴室にお湯をかけて皮脂を柔らかくしてから、クエン酸スプレー(水あかに効果的)や浴室用洗剤などできれいにします。このときに、お風呂のふたも忘れずにきれいにしましょう。次に浴室最大の敵「カビ」を退治します。カビの生えている部分にカビ取り洗剤を吹きかけ最低でも1時間以上放置すると、カビに浸透するので、それをブラシで軽くこすってから水で洗い流します。ここで忘れてはいけないのが、洗い流した後の水滴を拭き上げること。水滴が残っているとそこからカビが発生します。

排水溝の湯の循環口も忘れずに掃除しましょう

 長いこと放置してしまったカビはなかなか除去できません。根気よく何日かに分けて掃除しましょう。

◆トイレ 
除菌・消臭→重曹+クエン酸 

 トイレも重曹スプレーやクエン酸スプレーできれいになります。そしてはね返りなどで意外と汚れているのが床や壁です。床や壁も重曹スプレーで拭いた後にクエン酸スプレーで二度拭きすると消臭と除菌ができます。

 

 
 
リビングなど 

皮脂汚れ→重曹+クロス

◆床・フローリングなど 

一方方向に拭いていく

 フローリングなどの床の皮脂汚れには、重曹スプレーかアルカリ電解水、市販の油落とし洗剤などを床に直接スプレーし、床掃除専用ワイパーにマイクロファイバークロスをつけて拭きます。ゴシゴシ拭かずにゆっくりと一方方向に拭いていくことが大切です。

 床が乾いたら、ワックスをかけます。液体ワックスをマイクロファイバークロスにたっぷりつけて、一番奥から横方向に一筆書きの要領でコの字を書くようにゆっくりと拭いていきます。乾くまで踏まないように。

 カーペットは掃除機をゆっくりと手前に引きながらかけるとよく吸い込みます。細かく動かしてしまうと吸い込まないので注意。また、床に置いてあるカーペットの場合は、掃除機をかけた後、はがしてその裏と下の床も掃除機をかけましょう。

 

◆壁・スイッチなど 

 意外と汚れているのが、電気のスイッチやドアの取っ手部分、壁、椅子、ソファなどで、手あかなどの皮脂がついています。いずれも重曹スプレーなどを吹きかけマイクロファイバークロスで拭きとるときれいになります。壁は柄目に沿って拭いていきましょう。ソファが革製の場合は革専用クリーナーを使いましょう。

スイッチには手あかがついているので、さっとひと拭き
壁は柄や目にそってブラシを使って㊤
ソファや椅子も意外と汚れています。きれいに見えてもこの通り。

 

取材協力:兼子さん宅(鹿沼)

 

 

大掃除だけでなく、普段の掃除も何かと面倒で大変なもの。そこで便利グッズを使ってラクに楽しく掃除をしましょう。

手作り洗浄液と便利グッズ

 重曹スプレー

  水に溶かすとアルカリ性を示し、酸性の汚れと混ざると中和してふやけさせる効果
【作り方】
  水200㍉㍑と重曹小さじ2杯を目安によくかき混ぜスプレーボトルに入れる。
 水の代わりに沸騰した湯に重曹を入れると強力な洗浄液になります。
 ※スプレーボトルに入れるときにはよく冷ましてから。

  

 クエン酸スプレー

  水あかなどのアルカリ性の汚れと結びつくと中和してふやかし、落としやすくする
【作り方】
  水200㍉㍑とクエン酸小さじ2杯を目安によくかき混ぜスプレーボトルに入れる。

 

 セスキ炭酸ソーダ(重曹とクエン酸で)

  タンパク質や油汚れに対する洗浄力が重曹より上回る。排水溝の汚れなどに有効。
【作り方】
  重曹とクエン酸各小さじ1杯に500㍉㍑のぬるま湯を加える。

 

 マイクロファイバークロス

 タンパク質や油汚れに対する洗浄力が重曹より上回る。排水溝の汚れなどに有効。
床掃除、壁掃除など、どこの掃除にも。

  

 ガラスワイパー

 浴室に置いておくと水切りするのに便利

 

お風呂や窓ふきに便利。100円ショップのもので十分

 

 ブラシ

  100円ショップなどで購入できるブラシがあると細かいところまで掃除できる。

 

 柄付きのハンディーモップ

  テレビの後ろのほこりなど、手の届かない場所の掃除に。。

 

テレビの裏など手の届かないところは柄付きのハンディモップが便利

 

 

 

お薦めグッズ 
Be-2 ビーツー

400㍉㍑スプレー+原液ミニボトル50㍉㍑のセット(2000円)
日本蘭科植物園で出している「食菌という特性を生かし、臭いの元から除菌、消臭をするという新しいタイプの除菌消臭剤」。ペット臭、生ごみ、トイレなどの消臭や、植物の活力剤として使える100%オーガニックな除菌・消臭・活力剤。
(問)宇都宮市宝木本町1140の101
   ☎︎028・665・2439
   午前9時~午後6時 水曜休