あっ、おいしい♥
食べられた!
食に興味と楽しさ喜びを
栄養士の河本幸恵さんに聞く
嫌いな食べ物克服術
子どもの健康を考えたとき、大事なのは日々の食事。しかし、手間暇をかけて作った料理も、苦手な食材だときれいに食べてもらえないことってありますよね。そこで宇都宮市のさくら認定こども園さくら幼稚園で給食を提供している、日本栄養給食協会の栄養士でママでもある河本幸恵さんに、子どもの苦手食材克服についてお話を伺いました。
【写真上】日本栄養給食協会の栄養士でさくら認定こども園さくら幼稚園担当の河本幸恵さん(中央)とスタッフの皆さん
1、進んで料理の手伝いを
料理中に抱っこなどをせがまれたら、一緒に食材をまぜたり材料を運んでもらったりしましょう。食に興味が増し、食べてみようという気持ちが高まります。
2、褒める
苦手なものを食べることができたら褒めましょう。まずはひと口から。
3、達成感を与える
全部食べられた! という達成感を育むために、子ども自身に量の調節をさせて自信をつけさせます。
▪サバの竜田揚げ(骨抜き)
酒とショウガ、しょうゆで下味をつけ、低めの油で揚げる。下味をつけている間にサバから水分が出て身がしまり、クセが抜ける。外はサクサク、中はふっくらでお肉に似た味に。
▪切り干し大根の炒(い)り煮
くたくたに煮過ぎず、ほど良く食感を残す。味付けは甘め。かむメニューはあごの発達を助け、歯並びを整える。
▪デザート 毎日のフルーツは、食べ終わったごほうびに。
●同園のこだわり 多彩な香味に味覚を慣らす
苦手食材は隠さず、あえて分かるように出します。
子どもは、味を感知する「味蕾(みらい)」がとても敏感です。野菜の多くは香りが強いため、味蕾が「有害なもの」と判断し、抵抗を示す子どもが多くいます。
ですが、家族がおいしそうに食べている姿を見たり、繰り返し食べたりすることで味覚が慣れていきます。小さいうちに多くの味や香りの経験を積むことが大切です。
人気の秘密は…こくと香り
ごろごろ野菜のごまドレサラダ
●作り方
❶サトイモは皮をむき、ひと口大に。レンコンは皮をむき乱切りにし、水にさらす。
❷①をめんつゆで下味をつけながらゆで、竹串が通ったらザルにあけ冷ます。
❸サツマイモ、ニンジンは乱切り、ブロコッリーはひと口大に切り、ゆでて冷ます。ミニトマトは半分に切る。
❹皿に②③の順で彩りよく盛りつけ、食べる直前にごまドレをかける。
▪ごまドレの作り方 白すりごま大さじ1、砂糖小さじ1と1/2、マヨネーズ大さじ1、しょうゆ小さじ1/3、酢、塩、だしのもと各少々をまぜ合わせる。
●ポイント
サトイモとレンコンをめんつゆで下味をつけることで、ごまドレとの相性がアップ。 ピーマンを入れても良い。その場合、赤いパプリカから始めると取り入れやすい。
魚嫌い克服
多種のタレで〝味変〟
魚が苦手な子どもも、変わり種をのせて焼くとグッと食べやすくなる。
▪マヨネーズ、ごま、しょうゆ
▪レモン、バター、しょうゆ
▪レモン、塩、鶏がら顆粒、ニンニク
▪ネギ、ミソ、マヨネーズ
▪かつお節、しょうゆ、マヨネーズ
▪味ぽん酢、マヨネーズ
「食べる」を応援 持ちやすい形で楽々
乳児には手で持って食べられるように工夫を。例えば小さく切ったイチゴなど。同園ではスティック状に切った野菜も人気。
体験給食やってます
500円でその日の給食メニューを食べることもできます。不定期開催。
(問)同園Ciao Bambina(さくらランチ)
☎028・622・5137
食に興味と楽しさ喜びを

子どもの健康を考えたとき、大事なのは日々の食事。しかし、手間暇をかけて作った料理も、苦手な食材だときれいに食べてもらえないことってありますよね。そこで宇都宮市のさくら認定こども園さくら幼稚園で給食を提供している、日本栄養給食協会の栄養士でママでもある河本幸恵さんに、子どもの苦手食材克服についてお話を伺いました。
【写真上】日本栄養給食協会の栄養士でさくら認定こども園さくら幼稚園担当の河本幸恵さん(中央)とスタッフの皆さん
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好き嫌い克服のポイント |
1、進んで料理の手伝いを
料理中に抱っこなどをせがまれたら、一緒に食材をまぜたり材料を運んでもらったりしましょう。食に興味が増し、食べてみようという気持ちが高まります。
2、褒める
苦手なものを食べることができたら褒めましょう。まずはひと口から。
3、達成感を与える
全部食べられた! という達成感を育むために、子ども自身に量の調節をさせて自信をつけさせます。
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ある日の給食から~ここを工夫! |

酒とショウガ、しょうゆで下味をつけ、低めの油で揚げる。下味をつけている間にサバから水分が出て身がしまり、クセが抜ける。外はサクサク、中はふっくらでお肉に似た味に。
▪切り干し大根の炒(い)り煮
くたくたに煮過ぎず、ほど良く食感を残す。味付けは甘め。かむメニューはあごの発達を助け、歯並びを整える。
▪デザート 毎日のフルーツは、食べ終わったごほうびに。
●同園のこだわり 多彩な香味に味覚を慣らす
苦手食材は隠さず、あえて分かるように出します。
子どもは、味を感知する「味蕾(みらい)」がとても敏感です。野菜の多くは香りが強いため、味蕾が「有害なもの」と判断し、抵抗を示す子どもが多くいます。
ですが、家族がおいしそうに食べている姿を見たり、繰り返し食べたりすることで味覚が慣れていきます。小さいうちに多くの味や香りの経験を積むことが大切です。
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☆人気のサラダ作ってみよう! |

ごろごろ野菜のごまドレサラダ
●作り方
❶サトイモは皮をむき、ひと口大に。レンコンは皮をむき乱切りにし、水にさらす。
❷①をめんつゆで下味をつけながらゆで、竹串が通ったらザルにあけ冷ます。
❸サツマイモ、ニンジンは乱切り、ブロコッリーはひと口大に切り、ゆでて冷ます。ミニトマトは半分に切る。
❹皿に②③の順で彩りよく盛りつけ、食べる直前にごまドレをかける。
▪ごまドレの作り方 白すりごま大さじ1、砂糖小さじ1と1/2、マヨネーズ大さじ1、しょうゆ小さじ1/3、酢、塩、だしのもと各少々をまぜ合わせる。
●ポイント
サトイモとレンコンをめんつゆで下味をつけることで、ごまドレとの相性がアップ。 ピーマンを入れても良い。その場合、赤いパプリカから始めると取り入れやすい。
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食べやすくなるポイント(応用編) |

魚が苦手な子どもも、変わり種をのせて焼くとグッと食べやすくなる。
▪マヨネーズ、ごま、しょうゆ
▪レモン、バター、しょうゆ
▪レモン、塩、鶏がら顆粒、ニンニク
▪ネギ、ミソ、マヨネーズ
▪かつお節、しょうゆ、マヨネーズ
▪味ぽん酢、マヨネーズ
「食べる」を応援 持ちやすい形で楽々
乳児には手で持って食べられるように工夫を。例えば小さく切ったイチゴなど。同園ではスティック状に切った野菜も人気。
体験給食やってます
500円でその日の給食メニューを食べることもできます。不定期開催。
(問)同園Ciao Bambina(さくらランチ)
☎028・622・5137